女性で一人暮らしを始める際は、安全面や周辺環境などを入念に調べ、総合的に物件を判断する必要があります。
一人暮らしが初めての場合は、どのような物件を選べば良いかわからず、不安に感じる人も多いでしょう。
この記事では、女性の一人暮らしにおける物件選びで重視すべきポイント6選を解説します。
女性の一人暮らしにおすすめの間取りや、必要な初期費用も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
【一人暮らしを始める女性必見】物件選びで重視すべきポイント6選
ここでは、一人暮らしを始める女性に向けて、物件選びで重視すべきポイント6選を紹介します。
- 2階以上の部屋にする
- セキュリティ設備の充実度を確認する
- 防犯性の高い鍵であるかを確認する
- 洗濯機置き場が室内にあるかを確認する
- 周辺環境や治安を確認する
- 夜間の雰囲気を確認する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 2階以上の物件にする
1階の物件は外部から入りやすいため、空き巣や泥棒に狙われる傾向があります。
そのため、女性の一人暮らしでは避けたほうが無難です。
また、1階の物件は洗濯物を外に干しにくく、外から室内をのぞかれやすくなります。
虫が発生しやすいデメリットもあるため、気にする人は2階以上の物件を選ぶようにしましょう。
2. セキュリティ設備の充実度を確認する
女性の一人暮らしでは、物件に以下のようなセキュリティ設備がついていると安心です。
- オートロック
- モニター付きインターホン
- 防犯カメラ
セキュリティ設備が充実していると、空き巣や不審者の侵入に対する抑止効果になります。
建物のエントランスにオートロックがあれば、基本的に建物内に入居者以外は入れなくなります。
モニター付きインターホンは、来訪者の顔を確認してから解錠できるため安心です。
セキュリティ設備の充実度は、実際に物件を内見した際に確認しましょう。
3. 防犯性の高い鍵であるかを確認する
セキュリティ設備とあわせて、物件の鍵が防犯性の高いものであるかを確認しておきましょう。
玄関扉に鍵穴が2個ついている「ツーロックタイプ」や、ピッキングに強い「ディンプルキー」、スマホから解除できる「スマートロック」などの鍵を採用していれば、不審者に侵入されるリスクを軽減できます。
内見の際に、物件の鍵がどのようなタイプであるかを確認しておきましょう。
4. 洗濯機置き場が室内にあるかを確認する
物件によっては、洗濯機置き場が室内になく、ベランダや共用廊下に設置されている場合があります。
洗濯機が外に置いてあると、周りからの目線が気になったり、洗濯物が盗まれたりする可能性が高くなります。
洗濯物を見られるのに抵抗を感じる人は、室内に洗濯機置き場がある物件を選びましょう。
5. 周辺環境や治安を確認する
一人暮らしをする際は、周辺環境や治安を入念にチェックしましょう。
実際に通勤・通学路を歩いてみて、人通りが少なかったり暗かったりする場所がないかを下見するのがおすすめです。
人通りの少ない道路は、なるべく通らないほうが無難です。
治安を調べるには、管轄の都道府県警察のサイトで犯罪発生率を確認したり、口コミを調べたり、不動産会社の担当者に直接聞いたりする方法があります。
交番の場所や、災害時の避難場所などもあわせて確認しておくと良いでしょう。
6. 夜間の雰囲気を確認する
基本的に内見は昼間に行いますが、夜間の雰囲気も確認しておくと安心です。
夜間の人通りが少なかったり、街灯が少なかったりするような場所は、避けたほうが良いでしょう。
昼間と夜間では、エリアの雰囲気は大きく変わります。
住んでから後悔しないためにも、時間や曜日を変えて何度か現地に足を運んでおくと安心です。
女性の一人暮らしはワンルーム・1Kどちらがおすすめ?
女性の一人暮らしで人気の間取りは、ワンルーム(1R)と1Kです。
キッチンがワンルームは部屋内にあり、1Kは廊下にある点で異なります。
ここでは、ワンルームと1Kのメリット・デメリットと、それぞれの間取りに向いている人の特徴を紹介します。
家賃を抑えたい人は「ワンルーム」がおすすめ
ワンルームのメリット・デメリットは以下のとおりです。
ワンルームのメリット | ワンルームのデメリット |
・家賃が安い ・空間を有効に使える | ・玄関から室内が見えてしまう ・料理の臭いが部屋に充満する |
ワンルームは家賃が安く、空間を有効に使える反面、玄関から室内が見えるなど、プライバシーを確保するのが難しくなります。
家賃を安く抑えたい人や、解放感のある部屋に住みたい人は、ワンルームがおすすめです。
プライバシーを確保したい人は「1K」がおすすめ
1Kのメリット・デメリットは以下のとおりです。
1Kのメリット | 1Kのデメリット |
・プライバシーを確保できる ・キッチンと生活空間を分けられる | ・家賃が高い ・キッチンの空調管理が難しい |
1Kは、廊下と部屋を仕切る扉があるため、玄関から室内の様子を見られずに済みます。
ただし、家賃がワンルームよりも高めで、キッチンの空調管理が難しいというデメリットがあります。
自炊など料理をよくする人や、プライバシーを確保したい人は、1Kがおすすめです。
もし、予算に余裕があり、広い部屋に住みたい場合は、1DKや1LDKなども候補として考えましょう。
一人暮らしにかかる費用
一人暮らしを始めるには、以下の費用を準備しておく必要があります。
- 賃貸物件にかかる初期費用
- 引っ越し費用
- 家具・家電の購入費用
それぞれ詳しく見ていきましょう。
賃貸物件にかかる初期費用
一人暮らしで賃貸物件を借りるのに必要な初期費用は、以下のとおりです。
初期費用の内訳 | 費用相場 |
敷金 | 家賃1〜2か月分 |
礼金 | 家賃1〜2か月分 |
仲介手数料 | 家賃0.5〜1か月分 |
前払い家賃 | 家賃1か月分 |
火災保険料 | 1〜2万円 |
合計 | 家賃4〜6か月分 |
たとえば、家賃が5万円の場合、初期費用は20〜30万円が目安です。
他にも、鍵の交換代や、保証会社の保証料などが必要になる場合があります。
気に入った物件が見つかれば、不動産会社から初期費用の見積もりをもらい、準備しておきましょう。
引っ越し費用
一人暮らしにかかる引っ越し費用は、移動距離や引っ越し時期などで変動しますが、4〜8万円程度が目安です。
ただし、2〜4月の繁忙期は、進学や転勤などで引っ越しする人が増えるため、費用が高くなります。
希望の日程で引っ越しできないことも考えられるため、繁忙期に引っ越す場合は早めに手配しておきましょう。
家具・家電の購入費用
一人暮らしを始めるには、家具や家電をそろえる必要があります。
一度にすべてそろえるのは大変なので、以下のような最低限必要なものからそろえていきましょう。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 照明器具
- カーテン
- ベッド
家具・家電などの購入費用は、商品のグレードによっても変動しますが、総額20〜30万円程度用意しておくと良いでしょう。
まとめ
女性が初めて一人暮らしをする際は、安心して暮らせるかどうかを優先して考えるようにしましょう。
セキュリティ設備が充実しているかや、プライバシーが確保されているかなど、女性の視点で物件を選ぶ必要があります。
物件以外にも、周辺環境や治安、エリアの夜間の雰囲気なども確認しておきましょう。
女性の一人暮らしは、ワンルームや1Kが多いですが、それぞれメリット・デメリットがあります。
実際に内見して、自分のライフスタイルや予算に合う間取りを選びましょう。
一人暮らしを始めるには、賃貸物件を借りる初期費用として、家賃の4〜6か月分と引っ越し代、家具や家電の購入費用で20〜30万円程度必要になります。
安心かつ快適な一人暮らしができるように、物件選びは慎重に行いましょう。
iimon 編集部