同棲を解消したいと考えているものの、パートナーにどのように切り出せば良いか悩んでいませんか?
同棲を円満に解消するには、双方が納得いくまで十分に話し合うことが重要です。
しかし、相手への切り出し方やタイミング、引っ越しにかかる費用など、不安や悩みは尽きません。
この記事では、同棲を解消する理由や切り出し方、最適なタイミングについて解説します。
また、引っ越す際に必要な費用についても紹介しているので、これからの一歩を前向きに踏み出すための参考にぜひ最後までご覧ください。
目次
同棲を解消する理由
同棲を解消する主な理由は、以下のとおりです。
- 性格や価値観の違い
- 生活リズムの違い
- 仕事の変化
- 相手への不満やストレス
- 将来への不安
それぞれ詳しく解説します。
性格や価値観の違い
同棲生活を送ることで、お互いの性格や価値観の違いを顕著に感じる場合があります。
特に、金銭感覚や整理整頓の考え方などが合わないと、すれ違いやけんかの頻度が高くなり、ストレスを感じやすくなるでしょう。
生活リズムの違い
朝起きるタイミングや入浴の時間など、生活リズムが異なる場合、ストレスを感じる可能性があります。
夜勤や当直などで食事や寝る時間がずれると、相手の生活音が気になりイライラすることもあるでしょう。
仕事の変化
転勤や就職といった仕事の変化が、同棲解消のきっかけになるケースもあります。
遠方への転勤や出張が多い業種に就職すると、同棲関係を維持することが難しくなる可能性があります。
相手への不満やストレス
同棲生活を送ることで、相手への不満やストレスがたまり、同棲を解消したいと考えてしまう場合があります。
家事の負担が偏っている、思いやりの気持ちがないなどで、相手の嫌な部分が目立ってしまい、我慢の限界に達してしまう人も多いでしょう。
将来への不安
結婚に対する考え方が大きく異なったり、経済的不安を感じたりすると、同棲の解消を考える原因になります。
収入や貯金に対する考え方が異なると、将来の暮らしに大きな影響を与えることになるでしょう。
円満に同棲を解消するための切り出し方
「同棲を解消したい」と相手にうまく伝える際のポイントは以下のとおりです。
- ゆっくり話し合える時間を確保する
- 同棲を解消したい理由を簡潔に話す
- 感情的にならないように注意する
- 相手の考えも聞く
それぞれ詳しく解説します。
ゆっくり話し合える時間を確保する
同棲の解消は、今後の2人の人生を大きく左右することになるため、双方が納得するまで話し合うことが重要です。
2人が自宅にいて、予定がないタイミングに話し合うことで、時間をかけてお互いの気持ちを確認したり整理したりできます。
同棲を解消したい理由を簡潔に話す
同棲を解消したいと相手に伝える際は、理由やきっかけとなったエピソードなどを簡潔に伝えることが重要です。
価値観の違いや将来への不安など、率直な気持ちを具体的に話すことで、相手に伝わりやすくなるでしょう。
なお、相手を一方的に非難する言い方は避け、「私は〜と感じている」というような形で伝えると良いでしょう。
感情的にならないように注意する
同棲の解消を伝えると、相手が感情的になる可能性があります。
自分も感情的になってしまうと、話し合いが進まなくなるため、冷静さを保つように心がけましょう。
なお、自宅ではなくカフェや公園など、人の目がある場所で話し合うことで、お互いが冷静になりやすい可能性があります。
必要に応じて話し合いを中断し、時間を少しおいてみるのも良いでしょう。
相手の考えも聞く
同棲解消について話し合う際は、相手の考えに耳を傾けることも重要です。
一方的に自分の意見ばかりを主張するのではなく、相手の気持ちや考えも理解するように努めましょう。
場合によっては解決策が見つかり、関係を修復できる可能性もあります。
お互いの意見を尊重し合いながら、話し合いを進めることが大切です。
同棲を解消する最適なタイミングとは?
同棲を解消する最適なタイミングは以下のとおりです。
- 引っ越し業界の繁忙期(2〜4月)を避ける
- お互いの仕事が忙しくないタイミングにする
4月からの新生活に向けて、2〜4月は多くの人が引っ越すため、引っ越し業界が繁忙期となります。
繁忙期(2〜4月)は引っ越し費用が割高になるため、余計な出費を抑えたい人は繁忙期を避けると良いでしょう。
また、お互いの仕事が忙しいと、話し合いの時間が限られる場合があります。
精神的に余裕がないと、円満に話し合うのが困難になるため、2人が落ち着いたタイミングに話し合いましょう。
同棲を解消するのに必要な費用
同棲を解消するのに必要な費用は以下のとおりです。
- 同棲している賃貸物件の退去費用
- 引っ越し費用
- 新居にかかる初期費用
それぞれ詳しく解説します。
同棲している賃貸物件の退去費用
同棲している賃貸物件を解約する場合は、退去費用が必要です。
退去費用とは、住んでいた賃貸物件を新しい入居者が住める状態にするために必要な費用のことです。
退去費用は、入居者とオーナーそれぞれが負担し、入居者の故意・過失で損傷した箇所の修繕費用は、入居者が負担しなければなりません。
退去費用の目安を間取り別にまとめると、以下のようになります。
間取り | 退去費用(目安) |
1R(ワンルーム)・1K | 1.5〜4万円 |
1DK・1LDK | 2〜5万円 |
2DK・2LDK | 3〜8万円 |
3DK・3LDK | 5〜10万円 |
4DK・4LDK | 9万円〜 |
同棲の解消が決まったら、退去費用を2人でどのように精算するかを話し合っておきましょう。
引っ越し費用
引っ越し業者を利用して新居に引っ越す場合は、引っ越し費用が必要です。
移動距離別に引っ越し費用の相場をまとめると、以下のようになります。
引っ越し先までの移動距離 | 一人暮らしの引っ越し費用の相場 |
50km未満(同都道府県程度) | 3〜6万円 |
200km未満(同一地方程度) | 4〜7万円 |
500km未満(近隣地方程度) | 5〜9万円 |
500km以上(遠距離地方程度) | 7〜11万円 |
※参考:引っ越し見積もり比較サイト SUUMO|引越し費用・料金の相場(2024年10月時点)
なお、荷物の量や時期、引っ越し業者などによっても費用は変動するため、相見積もりを取ると良いでしょう。
新居にかかる初期費用
新居を借りる際は、以下のような初期費用が必要です。
初期費用の内訳 | 費用相場 |
敷金 | 家賃1〜2か月分 |
礼金 | 家賃1〜2か月分 |
仲介手数料 | 家賃0.5〜1か月分 |
前払い家賃 | 家賃1か月分 |
火災保険料 | 1〜2万円 |
その他の費用 | 家賃0.5〜1か月分 |
合計 | 家賃4〜6か月分 |
新居の家賃が6万円の場合、初期費用は24〜36万円程度必要です。
同棲を解消するには、まとまった費用が必要になるため、資金計画を入念に立てておきましょう。
同棲解消に関するよくある質問
ここでは、同棲解消に関するよくある質問を2つ紹介します。
- 同棲解消で慰謝料を請求されたらどうする?
- 同棲で使用していた家具・家電の処分方法は?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
同棲解消で慰謝料を請求されたらどうする?
婚姻関係のない同棲の場合、一般的に慰謝料を請求されても支払う義務はありません。
ただし、結婚の約束をしていた場合や、相手に経済的損失を与えた場合は、慰謝料を請求される可能性があります。
慰謝料の請求を受けた場合は、弁護士に相談するようにしましょう。
同棲で使用していた家具・家電の処分方法は?
同棲で使用していた家具・家電は、お互いに折半するのが一般的です。
どちらがどの家具・家電を持って行くかを話し合い、双方が納得するように心がけましょう。
なお、粗大ゴミとして処分すると費用がかかるため、どちらも使わないものがあればリサイクルショップに持って行くと良いでしょう。
まとめ
同棲を解消する主な理由としては、性格や価値観の違い、ストレスの限界などが挙げられます。
同棲を解消したいとうまく相手に伝えるには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- ゆっくり話し合える時間を確保する
- 同棲を解消したい理由を簡潔に話す
- 感情的にならないように注意する
- 相手の考えも聞く
同棲を解消するには、以下の費用を準備する必要があります。
同棲を解消するに必要な費用 | 相場 |
同棲している賃貸物件の退去費用(2LDK) | 3〜8万円 |
引っ越し費用(一人暮らしの場合) | 3〜10万円 |
新居にかかる初期費用 | 新居の家賃4〜6か月分 |
同棲を円満に解消して、心機一転、新しい生活を送りましょう。
iimon 編集部