スクショで使える!内見時に測る場所リスト!必須の持ち物や正しい採寸方法を解説

更新日:2024.10.29

賃貸

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賃貸物件を内見する際、部屋の採寸が重要な確認事項の1つです。

快適な暮らしを実現するには、各スペースの正確な寸法を把握しておく必要があります。

しかし、内見時は時間の制約もあり、採寸を忘れてしまったり、測り忘れが発生したりする場合があります。

入居後に家具が入らないといったトラブルを防ぐためにも、測る場所やポイントを押さえておきましょう

この記事では、内見時に必要な採寸の持ち物や測る場所、採寸時のポイントについて解説します。

内見時の採寸をスムーズに進められるようになるため、これから賃貸物件を探す人はぜひ最後までご覧ください。

内見時に採寸が必要な理由

内見時に採寸が必要な理由としては、家具や家電などの搬入・配置をスムーズに行うためです。

家具や家電製品の配置を決める際には、正確な寸法を把握する必要があります。

採寸を怠ると、入居後に以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 家具や家電が部屋に入らない
  • 収納スペースが想定よりも狭い
  • 手持ちのカーテンが窓のサイズに合わない

内見して賃貸借契約の締結後に採寸をして、家具や家電が入らないことがわかっても、解約に違約金が必要になったり、トラブルになったりする可能性があります。

このような問題を防ぐために、内見時に採寸を行うことが重要です。

なお、内見してすべての賃貸物件で採寸を行う必要はなく、気に入った物件のみ採寸しておくようにしましょう

内見時の採寸に必要な持ち物

内見時の採寸には、以下の持ち物を用意しておくと良いでしょう。

持ち物

用途

間取り図

物件の間取りや条件を確認するため

メモ用紙・筆記用具

メモする際に使う

バインダー

メモの補助で使う

スマホ

主に写真や動画撮影、地図で使う

メジャー

採寸で使う

懐中電灯(夜間の場合)

明かりを照らす

内見の際は、1日に複数の賃貸物件を見て回ることも多いため、後で見返すためにメモや写真で記録しておくと良いでしょう。

メジャーの長さは、5m以上のものを選ぶのがおすすめです。

なお、新居に持って行く家具・家電が決まっている場合は、事前に寸法を確認しておくことで、内見時にイメージしやすくなります

内見時に測る場所リスト

内見時に測る場所とポイントをまとめると、以下のようになります。

測る場所

ポイント

部屋

幅・奥行き・天井高を採寸する

収納

幅・奥行き・天井高を採寸する

カーテンのサイズを確認する

洗濯機置き場

洗濯機パンと洗面所の入り口を採寸する

冷蔵庫置き場

放熱スペースを考慮する

ガス台

幅60cmの標準タイプのガスコンロが設置できるか確認する

玄関・廊下・エレベーター

大型の家具・家電を搬入できるか確認する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

部屋

部屋の幅・奥行き・高さを測ることで、室内の寸法がわかります。

間取り図に記載の寸法は、柱や壁の厚みが含まれている可能性があるため、実際に室内を採寸することで、壁から壁までの有効寸法がわかります。

収納

収納スペースの幅・奥行き・高さを測ることで、収納容量をイメージしやすくなります。

より具体的にイメージするには、今住んでいる物件の収納スペースを測ることで、寸法に対する荷物の収納可能量を理解しやすくなります。

窓の寸法は、カーテンやブラインドを購入する際に必要です。

カーテンは新居に引っ越してすぐに必要になるため、窓の大きさや床までの距離を採寸しましょう

ここで、カーテンのサイズを測る具体的な手順を紹介します。

まずはカーテンレールを基準に幅を測ります。

そして、腰窓の場合はカーテンランナー(カーテンレールについている輪の形の部品)から窓枠の下までの距離を測り、プラス15〜20cmくらいに設定するのがおすすめです。

ベランダにつながっているはき出し窓の場合は、カーテンランナーの下から床までを計測し、マイナス1cmくらいを目安にすると良いでしょう。

床までの長さにしてしまうと、ほこりがついたり見た目が悪くなったりするためです。

洗濯機置き場

洗濯置き場には「洗濯機パン」と呼ばれる台が設置されています。

洗濯機パンに収まる洗濯機しか置けないため、サイズを測っておく必要があります。

洗濯機パンが小さいと、ドラム式や容量の大きい洗濯機は設置できない場合があるため、測り忘れがないようにしましょう。

なお、洗面所の入り口の寸法も、洗濯機の搬入の際に必要です。

冷蔵庫置き場

冷蔵庫置き場の幅・高さ・奥行きを測ることで、設置できる冷蔵庫の目安がわかります。

なお、3ドア以上の冷蔵庫の場合、基本的に冷蔵庫上部50mm以上、左右5mm以上の放熱スペースが必要です。

背面には放熱スペースの必要がないものの、壁の結露が気になる場合は、壁から30mm以上離すと良いでしょう。

ガス台

ガスコンロを自分で設置する場合、ガス台の寸法も測ります。

一般的なガスコンロの幅は約60cmであるため、ガス台が60cm以上であるかを確認しましょう。

もし、ガス台の幅が60cm以下の場合、コンパクトタイプのガス台を選ぶ必要があります。

玄関・廊下・エレベーター

玄関・廊下・エレベーターは、家具や家電を搬入する際に把握しておく必要があります。

ドアの有効開口幅や、エレベーターの空間サイズも測り、搬入に問題がないかを確認しましょう。

エレベーターがない賃貸物件の場合は、階段の寸法も測っておきましょう。

内見時に採寸するポイント

内見時に採寸するポイントとして、以下の内容を押さえておきましょう。

  • 事前にチェックリストを作成しておく
  • 写真は角度や距離を変えて複数枚撮影しておく
  • 事前に家具・家電の寸法を把握しておく
  • コンセントの数や位置を確認しておく

それぞれ詳しく解説します。

事前にチェックリストを作成しておく

内見時は時間が限られているため、採寸箇所を忘れないように事前にチェックリストを作成しておきましょう。

洗濯機置き場やエレベーターの採寸など、忘れやすい場所をリストに記載しておくと、測り忘れを防げます。

写真は角度や距離を変えて複数枚撮影しておく

採寸箇所を写真で記録しておくと、後から寸法を確認する際に役立ちます。

写真は、以下の点に注意して撮影することで見返しやすくなります。

  • 全体と細部の両方を撮影する
  • メジャーを入れて寸法がわかるように撮影する
  • 異なる角度から撮影する
  • 位置関係がわかるように撮影する

内見当日は、1日に複数の賃貸物件を見て回るため、記憶が混同しないように写真で記録しておきましょう

事前に家具・家電の寸法を把握しておく

新居に持って行く家具・家電が決まっている場合は、内見までに寸法を把握しておくのがポイントです。

家具・家電の寸法を把握しておくことで、内見時に設置の可否や搬入時の問題点などが具体的にわかります

コンセントの数や位置を確認しておく

採寸と合わせて、コンセントの数や位置も確認しておく必要があります。

各部屋のコンセントの数や高さ、インターネットや電話回線の引き込み口などを確認し、間取り図にメモしておきましょう。

コンセントの数や位置を確認しておくことで、家電の配置や室内のレイアウトをイメージしやすくなります

まとめ

内見時に採寸が必要な理由としては、家具・家電などの搬入・配置をスムーズに行うためです。

内見時の持ち物と測る場所リストは以下のとおりです。

<持ち物>

  • 間取り図
  • メモ用紙・筆記用具
  • バインダー
  • スマホ
  • メジャー
  • 懐中電灯(夜間の場合)

<測る場所リスト>

  • 部屋
  • 収納
  • 洗濯機置き場
  • 冷蔵庫置き場
  • ガス台
  • 玄関・廊下・エレベーター

必要な持ち物を準備し、測る場所を事前にリストアップしておくことで、効率的に採寸を進められます。

また、写真撮影やメモを活用し、寸法を正確に記録することも大切です。

設置する家具・家電のサイズを事前に把握しておけば、より具体的にレイアウトできます。

この記事で紹介した内見時の持ち物や測る場所リスト、採寸ポイントを参考にして、理想の住まいづくりを行いましょう。

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iimon 編集部

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