同棲するのが初めての場合、何から準備すれば良いかわからないという人も多いでしょう。
同棲をスムーズに始めるには、物件探しはもちろん、同棲の目的を決めたりお互いの親に挨拶をしたりなど、入念に事前準備をするのがポイントです。
この記事では、同棲前に決めておくことや、同棲の準備から住み始めるまでの流れを解説します。
同棲をうまく続けるためのポイントも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
同棲の準備前に決めておくこと
同棲の準備を始める前に、以下の3つのことを決めておくのがおすすめです。
- 同棲の目的
- 同棲の期間
- 同棲を始める時期
それぞれ詳しく説明します。
同棲の目的
まずは、同棲の目的を明確にすることが大切です。
結婚を見据えた同棲なのか、お互いをより深く知るためなのかなど、お互いに共通の認識を持って同棲を始めないと、トラブルの原因につながります。
二人で同棲の目的を話し合い、明確にすることで、同棲の準備や暮らしをスムーズに進めやすくなるでしょう。
同棲の期間
同棲を始める前に、同棲の期間も二人で話し合っておくと良いでしょう。
同棲する場合、結婚を前提にしているケースが大半です。
同棲の期間を決めることで、だらだらと同棲が長引いてしまったり、マンネリしたりするリスクを減らせます。
同棲の期間は、お互いの年齢や目的などによっても異なりますが、1〜3年程度を目安に考えるのが良いでしょう。
同棲を始める時期
同棲を始める時期は、賃貸需要が高まる2〜4月は避けるのがおすすめです。
2〜4月は、進学や就職などで賃貸物件を借りる人が増えるため、良い物件に出会うのが難しくなります。
また、家賃や初期費用、引っ越し費用なども高くなりやすいため、金銭的な負担も大きくなります。
仕事や学業の兼ね合いも考慮しつつ、同棲を始める時期は、可能な限り2〜4月を避けるようにしましょう。
【同棲】準備から始めるまでの流れ
同棲の準備から実際に始めるまでの流れは、主に以下の6つのステップで進めていきます。
- お互いの親に挨拶をする
- 初期費用を準備する
- 同棲する物件を探す
- 引っ越し業者を手配する
- 家具や家電を購入する
- 引っ越して同棲を始める
それぞれのステップについて詳しく解説します。
1. お互いの親に挨拶をする
同棲すると決めれば、まずはお互いの親に挨拶を行いましょう。
親に挨拶することで、相手のことや将来のことを真剣に考えていることを伝えられます。
また、相手の親から信頼を得られるタイミングでもあります。
誠意が伝われば、結婚もスムーズに進めやすくなり、親からサポートもしてもらえるでしょう。
なお、同棲する物件を借りる際に、連帯保証人を求められる場合があります。
基本的に連帯保証人は、親に頼むケースが多いため、事前に挨拶をしておくほうが無難です。
できれば、お互いの親への挨拶は、直接会って行うのが望ましいです。
相手の親に良い印象を持ってもらえるように、身なりを整えて挨拶に訪れましょう。
2. 初期費用を準備する
同棲を始めるには、以下の初期費用を準備しておく必要があります。
- 賃貸物件にかかる初期費用
- 引っ越しにかかる費用
- 家具や家電の購入費用
賃貸物件にかかる初期費用は、家賃の4〜6か月分が目安です。
例えば、家賃10万円の物件を借りる場合、40〜60万円程度必要です。
なお、お互いが一人暮らしをしている場合は、引っ越し代もかかります。
家具や家電の購入費用もかかるため、余裕を持って準備しておきましょう。
3. 同棲する物件を探す
初期費用の準備が終われば、実際に不動産ポータルサイトなどで、同棲する物件を探しましょう。
二人の希望条件を整理し、優先順位をつけることで物件を探しやすくなります。
気になる物件があれば、不動産会社に連絡して内見しましょう。
内見は、可能な限り二人で行くのがおすすめです。
良い物件が見つかれば申し込みを行い、入居審査を受けます。
審査が無事通れば賃貸借契約を締結して、初期費用を支払います。
4. 引っ越し業者を手配する
賃貸借契約を締結したら、引っ越し業者を手配しましょう。
引っ越し業者を決める際は、複数の引っ越し業者に見積もりを依頼することで、料金の比較検討ができます。
また、お互いが一人暮らしの場合は、2箇所の荷物を積み込める「立ち寄りプラン」を利用すれば、引っ越し代が約1.5人分に抑えられます。
サービス内容や口コミも確認し、信頼できる業者を見つけることが重要です。
5. 家具や家電を購入する
入居日までに、必要な家具や家電を最低限そろえる必要があります。
特に、照明器具やカーテン、インターネットの手続きは忘れがちなので、早めに手配しておきましょう。
なお、一人暮らしをしていた場合は、使えるものを再利用することで節約できます。
ただし、ベッドや冷蔵庫、洗濯機などは、一人暮らし用のものでは不便に感じる可能性があります。
また、家具や家電の配送には時間がかかるケースもあるため、なるべく早めに手配しておきましょう。
6. 引っ越して同棲を始める
入居日当日は、新居の鍵を不動産会社から受け取ります。
引っ越しが始まったら、引っ越し業者に指示を行い、荷物を新居に搬入します。
無事に終わったら、荷ほどきなどを行い、同棲生活をスタートできるように準備を進めましょう。
なお、一人暮らしをしていた場合は、退去の立ち会いなども行う必要があります。
同棲をうまく続けるためのポイント
同棲をうまく続けるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 同棲中のルールを決める
- 二人のライフスタイルに合う間取りを選ぶ
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
同棲中のルールを決める
同棲中の二人のルールを決めておくことで、けんかやトラブルに発展する頻度を減らせます。
具体的には、以下のルールを決めておくのがおすすめです。
- 家賃や生活費の負担割合
- お金の管理方法
- 家事の分担
生活スタイルや価値観は人によって異なるため、あらかじめ二人のルールを決めておくことで、同棲生活を送りやすくなります。
二人のライフスタイルに合う間取りを選ぶ
同棲する際は、二人のライフスタイルに合う間取りの物件を選ぶようにしましょう。
家で仕事をしたり、趣味のスペースがほしかったりする場合は、部屋数が多い2LDKや3DKなどの物件がおすすめです。
一方、共働きであまり家にいなかったり、家賃の安さを重視したりする場合は、1LDKなどの間取りが良いでしょう。
また、将来子どもができたときも見据えて、部屋の数や周辺環境を考慮しておくと、育児を行いやすくなります。
間取りや家賃は入居後に変えられないため、二人で物件に求める希望条件を話し合い、納得のいく物件を選びましょう。
まとめ
同棲の準備を始める前に、同棲の目的や期間、始める時期などを決めておくことで、スムーズに進められます。
同棲の準備から実際に始めるまでは、主に以下の流れで行います。
- お互いの親に挨拶をする
- 初期費用を準備する
- 同棲する物件を探す
- 引っ越し業者を手配する
- 家具や家電を購入する
- 引っ越して同棲を始める
同棲をうまく続けるためには、同棲中のルールを決めたり、二人のライフスタイルに合う間取りを選んだりするのがポイントです。
事前の準備をしっかり行い、二人で楽しい同棲生活を送りましょう。
iimon 編集部