大切なパートナーと過ごしていくうちに、同棲を考える人も多いでしょう。
しかし、同棲をいつ始めるのが良いかや、同棲がきっかけで関係が悪化しないかなど、不安に感じるかもしれません。
この記事では、同棲を考えている人に向けて、同棲を始めるベストタイミングや必要な準備を解説します。
2人で話し合い、入念に準備をすることでスムーズに同棲できるため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
同棲のベストタイミングとは?
同棲を始めるタイミングは人によって異なるものの、「お互いが一緒に住みたい」と思っていることがポイントです。
ここでは、同棲のベストタイミングとして以下の4つを紹介します。
- 付き合って1年が経過したとき
- 結婚を考え始めたとき
- 就職や転職などをするとき
- 賃貸物件の契約更新が近いとき
それぞれ詳しく見ていきましょう。
付き合って1年が経過したとき
付き合って1年が経過したタイミングで、同棲を考えるのがおすすめです。
付き合って間もないタイミングで同棲をしてしまうと、性格の不一致などで別れるリスクも高く、別れた後も引っ越しや家具の処分などで苦労します。
しかし、付き合って1年も経過すると、お互いの性格やライフスタイルなどの理解が深まっている場合が多いため、1年を1つの目安に考えると良いでしょう。
ただし、最終的にはお互いの意見を尊重して決めるようにしましょう。
結婚を考え始めたとき
付き合っているうちに、お互いが結婚を考え始めたときも、同棲のベストタイミングであるといえます。
お互いのライフスタイルや価値観の違いなどは、同棲することでより深く理解できます。
同棲期間中に家事の分担やお金の管理方法などを決めておけば、結婚後も円満に暮らせる可能性が高くなります。
また、お互いが一人暮らしの場合、同棲すれば家賃や生活費などを折半できるため、貯金しやすくなります。
そのため、結婚式や新婚旅行など、将来に向けた資金準備も進めやすくなるでしょう。
就職や転職などをするとき
就職や転職、転勤などのタイミングも、同棲を始めるのに適しています。
新しい仕事や職場環境に慣れるまで、パートナーのサポートがあれば心強いでしょう。
特に、遠距離恋愛の場合、どちらかの就職や転職を機に同棲すれば、関係を深めやすくなります。
ただし、仕事環境の変化と同棲を同時に行うと、ストレスや負担が大きくなる可能性もあるため、2人で十分に話し合って決めましょう。
賃貸物件の契約更新が近いとき
賃貸物件の契約更新が近づいているタイミングも、同棲を考えるタイミングといえます。
契約の更新前に同棲する新居に引っ越せば、更新料を支払わずに済みます。
ただし、部屋探しがスムーズに進まず、想定よりも時間がかかるケースもあるため、余裕を持ってスケジュールを立てておくようにしましょう。
同棲までに必要な準備
同棲をスムーズに始めるには、以下の準備をしておきましょう。
- 同棲の目的を明確にする
- 同棲の期間を決める
- 同棲に必要な初期費用を把握しておく
- 同棲のルールを決めておく
- お互いの親に挨拶をする
それぞれ詳しく解説します。
同棲の目的を明確にする
同棲を始める前に、お互いの目的を明確にし、共有することが大切です。
同棲の目的が、将来の結婚を考えたものであるのか、それともお互いを深く知るためであるのかなどを理解しておかないと、トラブルやけんかの原因になります。
同棲の目的やお互いの将来ビジョンについて話し合い、共有することで同棲生活をスムーズに進められるでしょう。
同棲の期間を決める
同棲を始める前に、同棲の期間も話し合っておくようにしましょう。
同棲の期間を決めることで、だらだらと同棲が長引いてしまったり、マンネリしたりするリスクを軽減できます。
たとえば、同棲生活を1年間経てから結婚を検討するなど、具体的に考えるとイメージしやすくなります。
もし、結婚を前提にしている同棲の場合は、同棲期間の目安は1〜3年程度が良いでしょう。
ただし、お互いの年齢や目的、結婚願望などによっても異なるため、2人で話し合って決めましょう。
同棲に必要な初期費用を把握しておく
同棲を始めるには、以下の初期費用を準備する必要があります。
- 賃貸物件にかかる初期費用
- 引っ越し費用
- 家具・家電の購入費用
賃貸物件にかかる初期費用は、家賃の4〜6か月分が目安です。
たとえば、家賃10万円の物件を借りる場合、40〜60万円程度必要です。
なお、引っ越し業者を利用して引っ越す場合は、引っ越し費用もかかります。
家具・家電を新しく購入する場合は、その費用も必要です。
一般的には、初期費用として総額80〜100万円を準備しておくのが良いでしょう。
また、初期費用をどのように分担するかについても、事前に話し合っておくのが無難です。
同棲のルールを決めておく
同棲のルールを事前に決めておくことで、けんかやトラブルのリスクを減らせます。
具体的には、以下のルールを決めておくのがおすすめです。
- 家賃や生活費の負担割合
- お金の管理方法
- 家事の分担
ライフスタイルや価値観は人によって異なるため、あらかじめルールで決めておくと良いでしょう。
お互いの親に挨拶をする
同棲すると決まれば、お互いの親に挨拶をしましょう。
親に挨拶することで、相手や将来のことを真剣に考えていることを率直に伝えられます。
また、相手の親と親睦を深めることで、同棲生活やその後の結婚もスムーズに進めやすくなるでしょう。
なお、同棲する賃貸物件を借りる際に、連帯保証人を求められる場合があります。
基本的に連帯保証人は親にお願いすることが多いため、事前に挨拶をしておくほうが無難です。
同棲のタイミングでよくある質問
同棲のタイミングでよくある質問を4つ紹介します。
- 付き合って1年未満で同棲は早すぎる?
- 同棲を提案したいとき相手に何と伝えたら良い?
- 大学生の同棲で注意すべきことは?
- 社会人の同棲で注意すべきことは?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
付き合って1年未満で同棲は早すぎる?
付き合って1年未満での同棲が早すぎるかどうかは、人によって異なります。
一般的には、お互いをよく知り信頼関係を築くうえで、1年が1つの目安と考えられる傾向があります。
しかし、お互いの理解が深まっており、将来のビジョンを共有できていれば、付き合って1年未満でも問題ないでしょう。
お互いの気持ちや将来についてしっかり話し合い、後悔のないようにしましょう。
同棲を提案したいとき相手に何と伝えたら良い?
同棲を提案する際は、率直に自分の気持ちを伝えることが大切です。
「将来の結婚を見据えて、同棲しない?お互いのライフスタイルを知る良い機会になると思うし。」
「仕事の関係で引っ越しを考えているんだけど、この機会に一緒に住んでみない?」
上記のように、自分の気持ちを相手に伝える形で、同棲の提案を行いましょう。
前向きに話が進むようであれば、同棲の目的や期間などを具体的に話し合うと良いでしょう。
なお、相手が困ったり即答できなかったりした場合は、焦らずに時間をかけて話し合うことが重要です。
大学生の同棲で注意すべきことは?
大学生の同棲で注意すべきことは、以下のとおりです。
- 親に反対される可能性が高い
- 初期費用の準備が難しい
- 別れるリスクが高い
大学生の同棲は、学業に悪影響を及ぼすことなどを懸念されて、親に反対される可能性が高くなります。
初期費用の準備も難しく、アルバイトや貯金、親からの援助などで捻出する必要があります。
また、万が一別れた際は、退去費用や引っ越し費用なども負担しなければなりません。
同棲することで、大学生活に支障をきたすおそれもあるため、パートナーや親としっかり相談して決めましょう。
社会人の同棲で注意すべきことは?
社会人の同棲で注意すべきことは、以下のとおりです。
- お互いの生活リズムがずれやすい
- 仕事に慣れていないと家事を負担に感じやすい
出勤や帰宅の時間が異なると、お互いの生活リズムがずれやすくなります。
ストレスを抱えないためには、2LDKなど部屋が2つある間取りを選ぶのがおすすめです。
また、勤務歴が短く仕事に慣れていない社会人が同棲すると、家事をおろそかにしてしまいがちです。
その結果、けんかに発展するケースも増えるため、同棲のタイミングは慎重に判断しましょう。
まとめ
同棲するのにベストなタイミングは以下のとおりです。
- 付き合って1年が経過したとき
- 結婚を考え始めたとき
- 就職や転職などをするとき
- 賃貸物件の契約更新が近いとき
同棲を始めるまでに、同棲の目的や期間、ルールを2人で決めておくことで、スムーズに進められます。
同棲することが決まれば、お互いの親に挨拶をするのがおすすめです。
お互いの親に挨拶をしておくことで、相手や将来のことを真剣に考えていることを伝えられ、同棲生活や結婚した際もサポートしてもらいやすくなります。
同棲のベストタイミングを紹介しましたが、最終的にはお互いが納得して始めることが重要です。
幸せな同棲生活を送れるように、2人でしっかりと話し合いましょう。
iimon 編集部