【初めての一人暮らし】流れや必要な費用、必要なものなど徹底解説

更新日:2024.09.30

新生活

Cover Image for 【初めての一人暮らし】流れや必要な費用、必要なものなど徹底解説

春のシーズンは、進学や就職などで初めて一人暮らしする人も多いのではないでしょうか?

一人暮らしを始めるには、部屋探しや初期費用の支払い、必要なものを購入するなどさまざまな準備が必要です

この記事では、初めて一人暮らしする人に向けて、部屋探しの流れや必要な費用、必要なものなどを解説します。

一人暮らしをスムーズに始められるように、それぞれの内容を確認していきましょう。

一人暮らしを始める流れ

この記事では、一人暮らしを始める流れを以下の4つに分けて解説します。

  1. 一人暮らしに必要な費用を把握する
  2. 一人暮らしする部屋探しを行う
  3. 一人暮らしに必要なものをそろえる
  4. 一人暮らしに必要な手続きをする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.  一人暮らしに必要な費用を把握する

まずは、部屋探しを始める前に一人暮らしに必要な費用を把握しておきましょう。

一人暮らしに必要な費用は、主に以下の2種類があります。

  • 賃貸物件を借りる際の初期費用
  • 一人暮らしにかかる生活費

賃貸物件を借りる際の初期費用

賃貸物件を借りるには、賃貸借契約を結ぶタイミングで初期費用を支払う必要があります。

物件によって異なるものの、一般的な初期費用の内訳は以下のとおりです。

初期費用の内訳

費用相場

敷金

家賃1〜2か月分

礼金

家賃1〜2か月分

仲介手数料

家賃0.5〜1か月分

前払い家賃

家賃1か月分

火災保険料

1〜2万円

その他の費用

家賃0.5〜1か月分

合計

家賃4〜6か月分

たとえば、家賃5万円の賃貸物件を借りた場合、20〜30万円程度の初期費用が必要です

他にも、引っ越し業者を利用して引っ越す場合は、3〜10万円程度の引っ越し費用がかかります。

初期費用について詳しく知りたい人は、次の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:【基礎知識】賃貸物件に必要な初期費用とは?安く抑える方法もご紹介

一人暮らしにかかる生活費

次に、一人暮らしにかかる生活費を総務省の家計調査(2023年)を参考に見ていきましょう。

同調査によると、家賃以外にかかる一人暮らしの生活費の内訳は、平均すると以下のようになります。

生活費の内訳

平均額(1か月あたり)

食費

42,049円

水道光熱費

13,045円

生活用品費

5,760円

被服費

4,447円

保健医療費

7,367円

交通費

4,512円

通信費

6,610円

娯楽交際費

32,525円

その他

27,506円

合計

143,821円

※参照:総務省|家計調査 1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号1

食費や娯楽交際費が大きな割合を占めていることがわかります。

この生活費にさらに家賃が加算されるため、賃貸物件を契約する前には、毎月無理なく支払えるかを確認しましょう。

家賃の目安

一般的に家賃の目安は「手取り額の3割」といわれています

手取り額の2〜3割を家賃とした場合、手取り額別の家賃の目安は以下のとおりです。

手取り額(月間)

家賃の目安(月間)

15万円

3万〜4.5万円

20万円

4万〜6万円

25万円

5万〜7.5万円

30万円

6万〜9万円

35万円

7万〜10.5万円

家賃を手取り額の3割以下に抑えることで、その他の生活費や貯金などに回しやすくなるでしょう

2. 一人暮らしする部屋探しを行う

必要な初期費用を把握したら、実際に一人暮らしする部屋を探していきましょう。

入居するまでの主な流れを、引っ越し日から逆算すると以下のようになります。

<時期(目安)>

<入居までの流れ>

2か月前

・希望条件の整理・情報収集を行う

1〜1.5か月前

・不動産会社へ訪問する

・賃貸物件を内見する

1か月前

・入居を申し込む

・入居審査を受ける

2週〜1か月前

・賃貸借契約を締結する

・初期費用を支払う

・引っ越し業者を選定・予約する

当日〜前日

・鍵をもらう

当日

・引っ越し作業を行う

自分に合う賃貸物件がスムーズに見つかるとは限らないため、情報収集はある程度余裕を持って進めておきましょう。

部屋探しをスムーズに進めたい人は、次の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:部屋探しはいつから始める?部屋探しをスムーズに進めるポイントを解説

3. 一人暮らしに必要なものをそろえる

部屋探しと並行して、一人暮らしに必要なものもそろえなければなりません。

新生活に必要なものを用品別にまとめると、以下の表のようになります。

なお、最優先で準備すべきものは太字で記載しています。

<家電>

<家具・インテリア用品>

冷蔵庫

洗濯機

掃除機

電子レンジ

照明器具

無線LANルーター

テレビ

オーブントースター

炊飯器

エアコン

ドライヤー

ヒーター・暖房器具

扇風機・冷房器具

アイロン

ポット・電気ケトル

カーテン

ベッドなど寝具一式

ソファ

テーブル・机

椅子・チェア

テレビ台

リビング収納

キッチン収納・食器棚

衣類収納

本棚

カーペット・ラグ

クッション

ごみ箱

<キッチン用品>

<バス・トイレ用品>

スプーン・フォーク

食器

グラス・マグカップ

食器用スポンジ・洗剤

フライパン

まな板

包丁

キッチンツール

キッチンマット

キッチンタオル

ラップ

保存容器

シャンプー・リンス・ボディソープ

歯ブラシ

トイレットペーパー

バスタオル・フェイスタオル

バスマット

洗面器・バスチェア

バス・トイレ掃除用具

トイレマット・スリッパ

トイレブラシ

<洗濯用品>

<その他日用品>

物干し竿・ハンガー

洗濯バサミ

ランドリーバスケット

洗濯用洗剤・柔軟剤

タオル

ティッシュペーパー

ごみ袋

工具

衛生用品(消毒液や絆創膏など)

カッター・ハサミ

家具・家電の購入費用として、20〜30万円程度を用意しておきましょう

なお、いきなりすべて用意するのは大変なので、まずはチェックリストの太字の優先度が高いものからそろえていきましょう。

4. 一人暮らしに必要な手続きをする

一人暮らしを始めるにあたっては、以下の手続きをする必要があります。

  • 住民票の異動
  • 住所変更の手続き
  • ライフライン(電気・水道・ガス・インターネット)の契約

それぞれ詳しく解説します。

住民票の異動

引っ越し日から14日以内に住民票を異動する必要があります

転出届は引っ越し前に住んでいた管轄の役所で、転入届は新居を管轄する役所に提出します。

転出届をもらうために、引っ越した後にもともと住んでいた管轄の役所に行くのは手間がかかるため、引っ越し前に終わらせておくのがおすすめです。

なお、引っ越し前後の管轄の役所が同じ場合は、転居届を提出します。

住所変更の手続き

引っ越しすると住所が変わるため、以下の住所変更手続きを行いましょう。

  • マイナンバーカード(通知カード)
  • 印鑑登録
  • 携帯電話
  • 銀行・クレジットカード
  • 運転免許証
  • 車検証・車庫証明(車を所有している場合)
  • 郵便・宅配
  • 生命保険や損害保険
  • その他会員サービス

住所変更は、基本的にインターネットで手続きできるケースが大半ですが、車関係の手続きは、新居を管轄する警察署の窓口(運転免許証・車庫証明)や運輸局(車検証)で届出を行います。

ライフライン(電気・水道・ガス・インターネット)の契約

引っ越し当日からライフラインを使いたい場合は、引っ越し前に手続きをする必要があります。

いずれの手続きも、電話もしくは公式ホームページから利用開始手続きを行います。

利用開始日を引っ越し日にすることで、引っ越し日当日から使うことが可能です。

なお、ガスの開栓やインターネットの回線工事は立ち会いが必要になるため、早めに連絡しておきましょう。

まとめ

初めて一人暮らしする際は、以下の流れを押さえておきましょう。

1. 一人暮らしに必要な費用を把握する

賃貸物件の初期費用は、家賃の4〜6か月分が目安です。

新社会人で一人暮らしを始める人の生活費は、16万円前後を目安に考えると良いでしょう。

2. 一人暮らしする部屋探しを行う

部屋探しは、2か月前から賃貸物件の情報収集や希望条件の整理などを行うと良いでしょう。

気になる賃貸物件があれば、不動産会社に連絡して内見しましょう。

3. 一人暮らしに必要なものをそろえる

一度にすべてそろえるのは難しいため、まずは必要最低限の家具・家電を購入し、その他は引っ越してから少しずつ買いそろえていくのがおすすめです。

4. 一人暮らしに必要な手続きをする

住民票の異動や住所変更の手続き、ライフラインの契約などを行う必要があるため、忘れないように早めに済ませておきましょう。

一人暮らしを始める流れや必要な手続きなどを理解しておき、効率良く準備を進めましょう。

authorこの記事を書いた人
iimon 編集部

iimon 編集部


Loading...

Loading...