1DKと1LDKの違いは?メリットとデメリット、お部屋選びのポイントをご紹介

更新日:2024.08.01

賃貸

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一人暮らしやカップルで新しいお部屋を探すとき、1DKと1LDKという選択肢が出てきますが、どちらを選ぶべきか迷う方もいるのではないでしょうか。

この記事では、1DKと1LDKの違いやそれぞれのメリットとデメリット、そしてお部屋選びのポイントをわかりやすく説明します。

この記事を読むことで、自分にぴったりの間取りが明確になるでしょう。

1DKと1LDKの違いを理解しよう

はじめに、1DKと1LDKの違いを、次の2つの項目から比較していきます。

1. 部屋の広さ

1DKと1LDKの主な違いは、部屋の広さです。

1DKは、1つの居室と広さが4.5畳から8畳未満のキッチンスペースを持つお部屋を指します。

このキッチンスペースは「ダイニングキッチン」と呼び、「DK」と略されます。

キッチンスペースには、コンパクトなダイニングテーブルであれば置けるでしょう。

1DKの専有面積は25㎡から35㎡程度で、約13畳から19畳に相当します。

1DKは以下のような方に適しています。

  • 食事スペースと寝室を分けたい方
  • 家賃を抑えつつ広いお部屋に住みたい方
  • 生活スタイルが似ているカップル・夫婦

一方、1LDKは、1つの居室と8畳以上のキッチンスペースを備えたお部屋を指します。

この広いキッチンスペースは「リビングダイニングキッチン」と呼び、「LDK」と略されます。

8畳以上の広さがあるため、ダイニングテーブルの他にソファやテレビなどを配置するのに十分なスペースがあります。

1LDKの専有面積は30㎡から50㎡程度で、約16畳から27畳に相当します。

1LDKは以下のような方に適しています。

  • 多少家賃が上がってもゆとりのある暮らしをしたい方
  • 仕事や趣味のスペースを確保したい方
  • 家族や友人などの来客がよくある方

どちらのタイプも、居室とキッチンスペースが壁やドアで仕切られているため、食事の場所と寝室を明確に分けることができます。

2. 家賃相場

次に、1DKと1LDKの家賃相場も見てみましょう。

一般的に、部屋が広ければ賃料も高くなるため、1DKよりも1LDKの方が賃料は高く設定されていることが多いです。

日本の主要都市別に1DKと1LDKの平均賃料をまとめてみると、やはり1LDKの賃料が1DKよりも高いことがわかります。

1DK

1LDK

札幌市

4.1万円

5.6万円

東京(23区)

13.4万円

18.4万円

名古屋市

5.4万円

8.7万円

大阪市

7.1万円

10.4万円

福岡市

5.6万円

8.7万円

参考元:アパマンショップ(2023年12月14日時点)

また、1LDKは1DKよりも部屋が広い分、光熱費もそれに比例して高くなる傾向があります。

お部屋を選ぶ際には、広さと賃料のバランスを考え、予算内で快適に生活できる選択をすることが大切です。

1DKと1LDKのメリット・デメリット

1DKと1LDKの違いが理解できたところで、ここでは、各間取りのメリットとデメリットをご紹介します。

とくに、デメリットを知っておくことはとても大切です。

デメリットを理解した上で、どちらの間取りが自分に合っているかを考えてみてください。

1DKのメリット・デメリット

1DKのメリット

  • 一人暮らしの場合、広々と快適に生活できる
  • 食事をする場所と寝室を分けられる
  • 1LDKよりも家賃を抑えられる

1DKのデメリット

  • 二人暮らしの場合、部屋の広さによっては窮屈に感じるかも
  • ひと昔前に流行した間取りのため、築年数が古い物件が多く、居室が和室の場合もある

1DKは、一人暮らしであれば食事エリアと寝室を分けて使え、十分な広さがあります。

一方、二人で住む場合は、広めの1DKを選んだり、荷物を整理したりする工夫が必要となるでしょう。

また、1DKは、築年数が古く居室が和室の場合もあります。

築年数の浅い物件や洋室にこだわりたい場合は、物件の選択肢が制限されることを念頭に置いておきましょう。

1LDKのメリット・デメリット

1LDKのメリット

  • 二人暮らしでも快適に生活できる
  • 食事をする場所、くつろぐ場所、寝室を分けられる
  • 家族や友人を招いてもプライバシーを確保できる

1LDKのデメリット

  • 1DKよりも賃料が高いことが多い
  • 二人暮らしでどちらも荷物が多い場合、収納が足りない可能性がある
  • リビングと部屋それぞれにエアコンがないと厳しい

1LDKは、同棲やルームシェアなど、二人暮らしを考えている人にとっても最適な間取りです。

食事エリアと寝室を分けられるほか、リビングでくつろぐスペースも確保でき、来客があっても座る場所に困ることはないでしょう。

ただし、賃料が高めで、各部屋にエアコンが必要な場合もあるなど、広さに伴うデメリットもあります。

そのため、何を優先するかを自分の中で明確にしておくことが大切です。

1DKと1LDKのお部屋選びのポイント:一人暮らしと二人暮らし

各間取りのメリット・デメリットから、自分に合う間取りはわかりましたか?

ここでは、一人暮らしと二人暮らしのシチュエーションに合わせて、お部屋選びのポイントを紹介します。

これらのポイントを抑えることで、より自分のライフスタイルに合ったお部屋が見つけやすくなります。

一人暮らしの場合

一人暮らしの場合は、次の2つのポイントを重視しましょう。

1. 部屋のレイアウト

1DKの場合、DK(ダイニングキッチン)が使いづらい配置になっていることがあります。

家具を配置した際に部屋の行き来がしにくくなる場合があるため、事前に持ち込み予定の家具を採寸しておくなどして、家具の配置もイメージしながらお部屋を選ぶことが大切です。

場合によっては、ワンルームや1Kの方が広々と使えることもあるため、他の間取りと比較検討することもおすすめです。

2. 部屋の設備

エアコンの数や位置

1DKの場合、エアコンの位置によっては、DKにエアコンが効かないことがあるため注意が必要です。

1LDKの場合は、各部屋にエアコンが設置されているかどうかを確認しましょう。

コンセントの数や位置

コンセントの数や位置によって、家具家電の配置が変わります。

理想のお部屋にならなかった!ということを避けるために、コンセントの数や位置も確認しておきましょう。

収納スペースの広さ

荷物が多い場合、1DKでは収納スペースが足りない場合があります。

広めの1DKを選ぶか、予算が許すのであれば1LDKも検討してみましょう。

二人暮らしの場合

二人暮らしの場合は、次の3つのポイントに気をつけましょう。

1. プライバシーの重要性

プライバシーの大切さに応じて、適切な間取りを選びましょう。

予算を抑えたい場合や、二人のライフスタイルが似ている場合、1DKも候補に入ります。

よりゆとりのある生活を望む場合は、1LDKを検討するか、各々のプライベートスペースがある2K以上の間取りがおすすめです。

2. 部屋の設備

キッチンの広さ

二人暮らしで自炊が多い場合、二人で一緒に料理をすることもあるでしょう。

キッチンスペースの広さやコンロの数を事前に確認しておくと、ストレスなく生活できます。

独立洗面台があるか

独立洗面台があると、朝の身支度や洗顔などがスムーズに行えます。

歯ブラシや化粧品なども一箇所にまとめて収納できるため、部屋が散らからずに済みます。

お風呂に追い焚き機能があるか

お風呂の利用時間が異なる場合、追い焚き機能があるかどうかも確認しましょう。

追い焚き機能がない場合、お湯を沸かし直すことで光熱費が上がる可能性もあるため、注意が必要です。

3. 将来のライフプラン

同棲で二人暮らしをする場合、転職や結婚・出産など将来のライフプランを考慮して間取りを選ぶことが大切です。

たとえば、転職でリモートワークになる可能性がある場合、きちんと仕事のスペースを確保できるか考慮しましょう。

また、結婚や出産を見据える場合は、より広いスペースが必要になる可能性があるため、今の段階で手狭にならないよう配慮しましょう。

まとめ

最後に、1DKと1LDKの違いについてまとめてみましょう。

1DK

  • 1つの居室と4.5畳〜8畳未満のキッチンスペース
  • 比較的安い家賃で一人暮らしには十分な広さ
  • 二人暮らしの場合は工夫をしないと手狭な可能性も

1LDK

  • 1つの居室と8畳以上のキッチンスペース
  • 二人暮らしでも快適に生活でき、来客にも対応可能
  • 場合によっては2Kや2DKよりも家賃が高いことがある

そして、以下のポイントを頭に入れておくことで、自分にぴったりのお部屋を選びやすくなります。

  • 部屋のレイアウトや設備を確認する
  • プライバシーを考慮する
  • 将来のライフプランを考慮する

ぜひ、これからのお部屋選びに役立ててください。

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iimon 編集部

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