1Kとは?どんな人におすすめ?メリット・デメリットや間取り例など解説

更新日:2024.06.10

賃貸

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賃貸物件には1R・1K・1DK・1LDKなどさまざまな間取りがあります。 「1K」は一人暮らしに人気の間取りですが、1Rや1DKとの違いがわからない人も多いのではないでしょうか。 そこで本記事は、1Kの間取りの特徴について詳しく解説します。 1Kのメリット・デメリットや、間取り例、レイアウトのコツなども紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

1Kとは?どんな人におすすめ?

1Kとは、1部屋と4.5畳未満のキッチンスペースがある間取りを指します。

「キッチンスペースと寝室を分けたい」「なるべく広い部屋を借りたい」といった要望がある一人暮らしの人におすすめです。

またキッチンの位置や広さで、間取りは以下のように変わります。

間取り

説明

1R(ワンルーム)

キッチンが部屋内にある1部屋のみの間取り

1K

1部屋と4.5畳未満のキッチンスペースがある間取り

1DK

1部屋と4.5〜8畳未満のダイニングキッチンがある間取り

1LDK

1部屋と8畳以上のリビングダイニングキッチンがある間取り

1Rと1Kは、キッチンが部屋の中か外にあるかで異なります。1DKや1LDKは、1Kよりもキッチンスペースが広い間取りです。 1畳の大きさは1.62㎡が一般的な基準です。そのため、5畳の部屋は1.62㎡×5畳=8.1㎡となります。

 1Kの広さ

一般的な1Kの広さは、5〜8畳(約18〜23㎡)程度です。1Kは一人暮らしの主流の間取りで、物件数も多くあります。

1Kはキッチン・トイレ・バスが部屋から独立しているのが特徴です。キッチンは廊下に設置されていることが多く、スペースは2畳程度が大半です。

 1Kの家賃相場

UR賃貸住宅によると、2021年7月時点における東京都の23区内と23区外の家賃相場は以下のとおりでした。

間取り

東京都23区内の家賃相場

東京都23区外の家賃相場

1R(ワンルーム)

6〜10万円

4〜7万円

1K

7〜11万円

5〜9万円

1DK

9〜13万円

6〜10万円

1LDK

11〜19万円

9〜12万円

参照元:独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)|一人暮らしの家賃はいくら?手取りに対する目安や間取り別の家賃相場

いずれの間取りにおいても、東京都23区内のほうが23区外よりも家賃相場は高めでした。 東京都23区内でも家賃が安い物件はありますが、立地や築年数などの条件が劣る可能性があります。

賃貸物件を借りる際は、予算や立地など物件に求める優先順位を決めておきましょう。

1Kのメリット

1Kの主なメリットは以下のとおりです。

  • キッチンと生活スペースを分けられる
  • プライバシーを確保しやすい

それぞれ詳しく解説します。

キッチンと生活スペースを分けられる

1Kはキッチンと生活スペースを分けられるため、メリハリのある暮らしが実現できます。

キッチンで料理すると臭いや煙が発生しますが、生活スペースと分かれていることで部屋に充満しないため衛生的です。

自炊が多い人や、料理スペースと寝るスペースを分けたい人は1Kが向いています。

プライバシーを確保しやすい

1Rは玄関から部屋の様子がすべて見えてしまいます。しかし、1Kは玄関の先がキッチンスペースであることが多く、部屋とはドアで区切られているため、部屋の中までは見られません。 女性の一人暮らしなどで、プライバシーを確保したい人には1Kがおすすめです。

1Kのデメリット

一方、1Kの主なデメリットは以下のとおりです。

  • 1Rよりも家賃が高い
  • キッチンの空調をコントロールしにくい

それぞれ詳しく解説します。

1Rよりも家賃が高い

1Kはキッチンと部屋が独立しており、居住スペースが広くなっているため、1Rよりも家賃が高い傾向にあります。家賃を抑えたい人は、1Rも選択肢に入れてみましょう。

キッチンの空調をコントロールしにくい

キッチンと部屋が分けられており、料理の臭いや煙が部屋に充満しないメリットがある反面、キッチンの空調はコントロールしにくくなります。

部屋は快適な温度であっても、廊下にあるキッチンは夏は暑く、冬は寒くなりやすいです。

エアコンとキッチンの位置が離れていることもあり、1Kはキッチンの空調をコントロールしにくいのがデメリットです。

1Kのよくある間取り3例

1Kのメリット・デメリットを紹介しましたが、ここでは1Kでよくある以下の間取り3例を紹介します。

  1. 玄関から入ってすぐにキッチンがある間取り
  2. 奥にキッチンがある間取り
  3. ロフトのある間取り

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 玄関から入ってすぐにキッチンがある間取り

1Kで最も多い間取りは、玄関から入ってすぐにキッチンがある間取りです。

廊下にキッチンがあるほか、トイレや浴室などの水回り設備が玄関側に集中します。 そのため、部屋は快適に過ごしやすい空間になるでしょう。

玄関には靴箱が設置されているケースが多く、整理整頓しやすいでしょう。

2. 奥にキッチンがある間取り

玄関から入ると部屋があり、部屋の奥にキッチンが配置されている間取りもあります。 玄関からすぐに部屋となるため、プライバシーを確保するのは難しいですが、来客時にキッチンの様子を見られることはありません。

3. ロフトのある間取り

1Kでは、部屋にロフトがついている間取りもあります。 立地条件が良いエリアや、学生向けのアパートなどで採用されることが多い間取りです。

ロフトを寝室や収納スペースで活用するなど、さまざまなレイアウトが可能です。

ただし、ロフトがあることで生活スペースが狭くなったり、家賃が高めに設定されたりするケースがあります。 ロフトへの上り下りが面倒になったり、空調が効きにくかったりする可能性もあるため、内見時にはロフトの使い勝手を確認しましょう。

1Kの部屋をレイアウトするコツ

1Kの部屋をレイアウトする際は、以下のコツを押さえておきましょう。

  • ベッドとテレビの位置を決める
  • 収納スペースを確認する
  • 入居前に採寸しておく

それぞれ詳しく解説します。

ベッドとテレビの位置を決める

1Kの部屋をレイアウトする際は、まずはベッドの位置を決めましょう。 大きな家具から配置を決めることで、レイアウトしやすくなります。

ベッドを決めたら、テレビの位置と見る場所を決めましょう。 6畳程度の部屋では、テレビ・テーブル・ソファ(いす)・ベッドのような順で置くと自然な配置になります。

収納スペースを確認する

1Kの場合、必要な家具や家電を置いたらスペースがすぐに埋まってしまいます。

1Kの部屋内に備え付けのクローゼットや収納棚などを確認し、収納スペースが充実しているかを住む前にチェックしましょう。

収納が少ないと部屋が散らかりやすくなるため、事前に確認しておくと安心です。

入居前に採寸しておく

1Kはスペースに限りがあるため、内見時に採寸しておきましょう。採寸すべきポイントは以下のとおりです。

  • 洗濯機置き場
  • 冷蔵庫置き場
  • 玄関
  • 部屋の内寸
  • 収納スペースの内寸

また、共用部分の廊下やエレベーターなど、家具や家電の搬入経路も測っておくと安心です。採寸することで置ける家具のサイズを把握でき、レイアウトしやすくなります。

まとめ

1Kの間取りの特徴やメリット・デメリット、よくある間取り例などを解説しました。

1Kは一人暮らしに人気の間取りで、玄関から入ってすぐにキッチン、その奥に部屋がある間取りが一般的です。 部屋とキッチンが分かれているため、メリハリのある暮らしをしたい人におすすめです。

しかし、1Kは1Rよりも家賃が高い傾向にあります。希望条件の優先順位を決めておくことで、自分に合う物件を見つけやすくなるでしょう。

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iimon 編集部

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