「築浅」とは築何年まで?賃貸の築浅物件の魅力や思わぬ注意点などご紹介

更新日:2024.06.21

賃貸

Cover Image for 「築浅」とは築何年まで?賃貸の築浅物件の魅力や思わぬ注意点などご紹介

賃貸物件を選ぶうえで、「築年数」は重要なポイントです。

賃貸物件が「築浅」か「築古」かによって、物件の特徴が異なります。

築浅物件の魅力や注意点を理解することで、自分の希望条件に合う物件を見つけやすくなるでしょう。

そこでこの記事では、賃貸の築浅物件の魅力や思わぬ注意点などを解説します。

築浅物件を効率良く探す方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

築浅とは築何年まで?

そもそも「築浅」とは、建物が建てられてから日が浅い、つまり築年数が浅いことを意味します。

一般的には、築年数が3〜5年以内の物件を「築浅」と表記することが多いです。

しかし、築浅に明確な定義はないため、不動産会社によって築浅物件の扱いが異なる場合があります。

一方、築年数が経過している物件は「築古」と呼ばれ、一般的には築30年以上の物件を指します。

新築の定義とは?

築浅には明確な定義がないものの、新築については「住宅の品質確保の促進等に関する法律」において以下のように定義されています。

「新築住宅」とは、新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないもの(建設工事の完了の日から起算して一年を経過したものを除く。)をいう。

※引用:e-GOV 法令検索|住宅の品質確保の促進等に関する法律 第二条 2

つまり、新築は築1年未満かつ未入居の物件であるといえるでしょう。

築1年未満でも、誰かが1度でも使うとそれ以降は新築と表記できず、築浅物件として扱われます。

また、建物が完成して未入居のまま1年以上経過しても、新築ではなく築浅物件と表記されます。

【賃貸】築浅物件の魅力

賃貸の築浅物件には、以下のような魅力があります。

  • きれいな状態であることが多い
  • 新しい設備が多い
  • 防犯性が高い

それぞれ詳しく解説します。

きれいな状態であることが多い

築浅物件は、建物の内外装ともに劣化が少なく、きれいな状態であることが多いです。

デザイン性のあるおしゃれな外観の築浅物件に住めると、満足度が高くなるでしょう。

壁紙やフローリングなどの内装も、築浅物件はキズや汚れが比較的少なめです。

断熱性や遮音性などの機能性が高い物件も多いため、快適に暮らせるポイントが多いでしょう。

ただし、築浅物件でも前に住んでいた入居者の暮らし方によっては、キズや汚れが多い場合があるため、実際に内見で確認しましょう。

新しい設備が多い

築浅物件は、築古物件よりも新しい設備が多いといえるでしょう。

特にキッチンの設備が充実していると、毎日の家事効率が上がります。

エアコンが備え付けの場合、省エネ性能が高ければ光熱費の節約にもつながります。

浴室乾燥機・宅配ボックス・モニター付きインターホンなど、新しい設備が多いと日常生活の快適性が大きく向上するでしょう。

防犯性が高い

築浅物件は、セキュリティ面でも優れています。

築浅物件には、オートロックや防犯カメラの設置など、防犯対策がしっかりと講じられていることが多いです。

特に、女性や学生が一人暮らしをする際は、防犯性が高い築浅物件を選ぶことで、安心して暮らせるでしょう。

【賃貸】築浅物件の思わぬ注意点

築浅物件には魅力がある一方で、以下のような注意点もあります。

  • 家賃が高い
  • 物件の競争率が高い
  • 内見できない場合がある

それぞれ詳しく解説します。

家賃が高い

築浅物件は、設備の充実度や建物の状態の良さから、家賃が相場よりも高めに設定される傾向があります。

同じ地域の築古物件と比べると、家賃の差が大きい場合もあるため、予算とのバランスを考える必要があります。

ただし、立地によっては家賃がそこまで高くない築浅物件もあるため、家賃の周辺相場を調べて総合的に判断しましょう。

物件の競争率が高い

築浅物件は人気が高く、築古物件よりも物件数が少ないため、新しい入居者の競争率も高くなります

そのため、気に入った物件を見つけても、検討している間に他の人に申し込まれてしまうことがよくあります。

入居の申込は先着順になるため、希望条件に合う物件が見つかったらすぐに不動産会社に連絡しましょう。

あらかじめ賃貸物件の希望条件などをまとめたり、住みたい物件を考えたりしておくことで、すぐに行動しやすくなるでしょう。

内見できない場合がある

築浅物件は人気があるがゆえに、住んでいた入居者が退去するまでに、新たな入居者が決まる場合があります。

また、新築物件の場合は、内見できない建築中の段階で入居者が募集されることが多いため、写真や図面などで判断しなければなりません。

内見できるまで待っている間に、ほかの人に申し込まれる可能性があるため、内見せずに決断するのは、不安材料が残るといえるでしょう。

築浅物件を効率良く探す方法

ここでは、築浅物件を効率良く探す方法を紹介します。

  • 築5年以内に絞り込んで検索する
  • 不動産会社に直接問い合わせる
  • リフォーム・リノベーション物件も候補に入れる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

築5年以内に絞り込んで検索する

賃貸の不動産情報サイトなどで物件を探す際に、築年数で絞り込む機能を活用しましょう。

希望のエリアで、築5年以内の賃貸物件を絞り込んで検索することで、効率的に築浅物件を見つけられます。

また、検索条件に「新築」を含めることで、より新しい物件も探せます。

新築や築浅物件は人気があるため、こまめに物件情報を確認しておきましょう。

不動産会社に直接問い合わせる

不動産情報サイトに掲載されていない物件や、新着の情報を早く知りたい場合は、不動産会社に直接問い合わせるのも良いでしょう。

不動産会社の担当者に希望条件を伝えておくことで、マッチした物件があれば紹介してもらえます。

不動産会社に訪問する際は、予約を入れておくことでスムーズに物件探しを進められます

なお、不動産会社によって紹介できる賃貸物件が異なる場合もあるため、複数の不動産会社に問い合わせておくことで、得られる情報が増えるでしょう。

リフォーム・リノベーション物件も候補に入れる

築古物件でも、リフォームやリノベーションされた物件であれば、築浅物件のようなきれいな状態で入居できるため、候補に入れるのも良いでしょう。

設備が古いと入居者が決まりにくくなるため、築20年あたりを過ぎ、入居者が退去したタイミングで、オーナーが新しい設備に入れ替える場合があります。

築浅物件に絞りすぎてしまうと、物件の候補も少なくなってしまうため、希望条件に合う物件がなかなか見つからない場合は、リフォーム・リノベーション物件も見てみましょう。

まとめ

「築浅」とは、一般的に築3〜5年以内の物件を指します。

築浅物件は、きれいな状態で新しい設備が設置されているケースが多く、防犯性が高いなどの魅力があります。

一方で、家賃が高い、競争率が高いといった注意点もあるので、予算や希望条件とのバランスを考えるのが大切です。

築浅物件を効率的に探すには、不動産情報サイトで築年数を絞り込んだり、不動産会社に直接問い合わせたりするのがおすすめです。

希望条件に合う物件が見つからない場合は、リフォーム・リノベーション物件も選択肢に入れるのも良いでしょう。

賃貸物件を選ぶ際は、築年数だけでなく、物件の状態や家賃、立地条件など総合的に判断するのが重要です。

築浅物件の魅力と注意点を踏まえて、自分の希望条件に合う物件を探しましょう。

authorこの記事を書いた人
iimon 編集部

iimon 編集部


Loading...

Loading...