【例文あり】フリーレントの交渉に最適なタイミングと交渉方法を解説!

更新日:2024.06.10

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賃貸物件の初期費用を安く抑えるために、フリーレント物件をお探しの方も多いでしょう。フリーレントとは、賃貸物件の家賃が一定期間無料になる契約特典のことです。

中には、「交渉でフリーレントを付けてもらいたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、

  • 賃貸物件のフリーレント交渉について
  • フリーレントの交渉に適切なタイミング
  • フリーレントの交渉を成功させるためのポイント

などについて詳しく解説します。

賃貸物件にフリーレントを付けるための交渉をしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

フリーレントの交渉について

結論からお伝えすると、フリーレントの交渉は可能です。

交渉が成功すれば、元々フリーレントではない物件に一定期間家賃無料の特典を付けてもらえるため、契約時の初期費用を大幅に削減できます。

フリーレントの交渉に適切なタイミング

フリーレントの交渉は、必ず成功するというわけではありません。

成功させるためには、タイミングを見極めることが重要です。

そこで続いては、フリーレントの交渉に最適なタイミングについて解説します。

不動産会社の閑散期

フリーレントの交渉を行うなら、不動産会社の閑散期である5〜8月がベストなタイミングです。

一般的に入学や就職、転勤などで賃貸物件のニーズが高まる3〜4月は、不動産会社の繁忙期といわれています。

この時期はフリーレントを付けなくても入居希望者が集まりやすいため、値引きや特典の交渉はうまくいかない可能性が高いです。

一方で、賃貸物件の入居者が少なくなる閑散期の5〜8月なら、「募集してもなかなか入居希望者があらわれない」と悩んでいる不動産会社やオーナーが多いため、フリーレント交渉の成功率もアップします。

賃貸借契約の前

フリーレントの交渉は、物件を確定する前に行うようにしましょう。

賃貸借契約を締結してしまった後になると「フリーレントじゃなくても入居してくれるなら、フリーレントを付けても意味がない」とオーナーに思われてしまいます。

入居を確定する前に「フリーレントを付けてもらえたら入居する」と明確な意思を伝えることで、交渉の成功率がアップします。

【例文あり】フリーレントの交渉方法

続いては、フリーレントの交渉の具体的なやり方について解説します。

店舗での交渉

急いでいる場合には、不動産会社の店舗での直接の交渉がおすすめです。

担当者に顔を合わせて直接交渉することで、意思が伝わりやすいというメリットがあります。

メールでの交渉

直接言いづらい場合には、メールでの交渉も可能です。

メールであれば、交渉の履歴が残るというメリットもあります。

以下のような文面のメールを、不動産会社の担当者宛に送信しましょう。


【フリーレントの交渉メール例】

〇〇様

お世話になっております。

先日お見積もりをいただいた物件についてですが、フリーレントを付けていただくことは可能でしょうか?

フリーレントが付くのならば、こちらの物件で契約をお願いしたいと考えております。

フリーレントの期間は、1か月間が希望です。

ご検討のほど、よろしくお願いします。


フリーレントの交渉をメールで済ませる場合には、

  • フリーレントが付けば契約すること
  • 希望のフリーレント期間

を明確に記載することが大切です。

ただし、フリーレント期間はあまりにも長すぎると交渉が失敗してしまう可能性が高いです。

長くとも、1か月以内の日程にしておきましょう。

2か月以上のフリーレント期間を提案しても、断られる可能性が高いです。

フリーレントの交渉時に確認すべき注意点

続いては、フリーレントの交渉をする際に確認すべき注意点について解説します。

契約期間が定められている

フリーレントつきの物件は、契約期間があらかじめ定められているケースが多いです。

また、契約期間の途中に短期間で解約する場合、違約金がかかる可能性もあります。

たとえば、1年以内の退去で家賃1か月分の違約金が発生するケースもあり、「フリーレントで初期費用は安くなったけど、結局違約金で徴収されてしまった」という事態にもなりかねません。

短期間で退去する可能性がある場合は、契約期間と違約金の定めについてしっかり確認することが大切です。

家賃が相場よりも高い可能性がある

フリーレントの物件は、家賃が周辺の家賃相場より高めの金額に設定されている可能性もあります

損をしないためにも、周辺の家賃相場は事前に調べておきましょう。

いくらフリーレントで初期費用を抑えられても、家賃が高いとトータルのコストが高くなってしまいます。

家賃以外の初期費用が高い可能性がある

フリーレントの交渉が成功したとしても、初期費用が無料になるわけではありません

賃貸物件の初期費用としては、以下のようなものがかかります。

  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介手数料
  • 日割り共益費
  • 前払い共益費
  • 保証料
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用 など

家賃以外の初期費用を安く抑えたいなら、フリーレント物件だけでなく、敷金ゼロ・礼金ゼロ物件なども検討してみるのがおすすめです。

フリーレントの交渉を成功させるための3つのポイント

続いては、フリーレントの交渉を成功させるためのポイントについて解説します。

低姿勢でお願いする

不動産会社への交渉は、できるだけ低姿勢で行うようにしましょう。

高圧的な態度をとっていると、担当者も親身になってはくれません。

「どうしても予算があり、初期費用を抑えたい」など、正直な事情を話して、低姿勢で交渉に臨むことが大切です。

穴場物件を狙う

フリーレントにしなくても入居希望者が集まるような人気物件では、交渉が成功する可能性は低いです。

狙い目なのは、人気が高くない「穴場物件」です。

  • 駅からやや遠い
  • 築年数が少し古い
  • ユニットバス
  • お墓が近い
  • 宅配ボックスがない

など、人気の高くない物件の方が、交渉がうまくいきやすいでしょう。

とはいえ、条件を落としすぎると暮らしにくくなってしまうため、あくまでも許容範囲内の物件を狙うのがポイントです。

入居時期を早める

賃貸物件のオーナーは、できるだけ空室期間を短くしたいと考えています。

そのため、「フリーレントを付けてくれるなら、すぐに入居します」という意思を伝えると、交渉が成功しやすいです。

フリーレントなら、初めのうちは家賃がかからないので、入居時期を早めても損をすることはありません

まとめ

一定期間家賃が無料になる「フリーレント」の交渉がうまくいけば、賃貸物件の初期費用を大幅に抑えられます。

ただし、フリーレントの交渉は必ず成功するものではありません。

不動産会社の閑散期などのベストなタイミングを狙い、低姿勢で丁寧に交渉するのが成功のポイントです。

また、フリーレント物件は、家賃が高めに設定されているケースもあるので、事前にしっかりチェックするようにしましょう。

フリーレント物件や交渉の余地がある物件をお探しの方は、不動産会社に相談しながら物件探しを進めることをおすすめします。

「初期費用を抑えたい」と希望を伝えることで、ぴったりの物件を提案してくれるでしょう。

authorこの記事を書いた人
iimon 編集部

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