一人暮らしに最適な間取りは?1R・1K・1DK・1LDKの違いがわかる

更新日:2024.08.28

部屋探し

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一人暮らしが初めての場合、「どのような間取りを選べば良いかわからない」という人も多いでしょう。

間取りによって暮らし方は大きく変わるため、自分に合う間取りを選ぶ必要があります。

この記事では、一人暮らしにおすすめの4つの間取りについて詳しく解説します。

自分に合う間取りの選び方も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

一人暮らしに最適な間取り

一人暮らしに最適な間取りは、主に以下の4つです。

間取り

説明

ワンルーム(1R)

キッチンが部屋内にある1部屋の間取り

1K

4.5畳未満のキッチンスペースと1部屋がある間取り

1DK

4.5〜8畳未満のダイニング・キッチンと1部屋がある間取り

1LDK

8畳以上のリビング・ダイニング・キッチンと1部屋がある間取り

1畳の大きさは1.62㎡が一般的な基準です。

例えば、6畳の部屋は1.62㎡×6畳=9.72㎡となります。

それぞれの間取りの特徴を見ていきましょう。

家賃が安い「ワンルーム(1R)」

ワンルーム(1R)のメリット

ワンルーム(1R)のデメリット

・家賃が安い

・空間を有効に使える

・玄関から室内が見えてしまう

・料理の臭いがこもりやすい

ワンルームの最大のメリットは、家賃の安い物件が多いことです。

エリアによっては3万円前後で借りられる物件もあるため、毎月の出費を抑えられます。

室内にドアや仕切りがなく、空間を有効に使える反面、玄関から室内が見えやすく、配達を依頼した際にプライバシーの確保が難しいというデメリットがあります。

家賃を安く抑えたい人は、ワンルームがおすすめです。

プライバシーを確保できる「1K」

1Kのメリット

1Kのデメリット

・物件数が多い

・プライバシーを確保できる

・キッチンと生活スペースを分けられる

・ワンルームよりも家賃が高い

・キッチンの空調管理が難しい

1Kは一人暮らしに人気の間取りで、物件数が多く、キッチンと生活スペースを分けられるメリットがあります。

キッチンと生活スペースには扉があるため、玄関から室内が見える心配もありません。

ただし、ワンルームよりも家賃が高めで、キッチンの空調管理が難しいというデメリットがあります。

部屋の広さは5〜8畳程度が多く、女性の一人暮らしなど、プライバシーを確保したい人は1Kがおすすめです。

コストパフォーマンスが良い「1DK」

1DKのメリット

1DKのデメリット

・キッチンスペースで食事ができる

・コストパフォーマンスが良い

・築年数が経過している物件が多い

1DKはキッチンスペースが広く、食事スペースと生活スペースを分けられます

築年数が経過している物件が多く、広さの割には比較的家賃が安い傾向があります。

しかし、築年数が経過していると、水回りなどの設備も古くなっていることが多いため、実際に内見して確認しましょう。

広さと家賃のコストパフォーマンスを求める人は、1DKがおすすめです。

広々と暮らせる「1LDK」

1LDKのメリット

1LDKのデメリット

・広々と暮らせる

・レイアウトの自由度が高い

・家賃が高い

1LDKは、4つのなかで最も広い間取りで、さまざまなライフスタイルを実現できます。

家で仕事をしたり、趣味のスペースを作ったりなど、レイアウトの自由度が高いメリットがあります。

将来、同棲することになっても、引っ越しせずにそのまま一緒に住むことも可能です。

1LDKは部屋が広く、快適に暮らせる反面、家賃の高さがデメリットです。

家賃は毎月支払う必要があるため、無理なく支払える金額であるかを確認しましょう。

予算に余裕があり、広々と暮らしたい人には1LDKがおすすめです。

【間取り別】一人暮らしの家賃相場

UR賃貸住宅が調査した、東京都23区内と23区外の間取り別の家賃相場は以下のとおりです。

間取り

東京都23区内の家賃相場

東京都23区外の家賃相場

1R(ワンルーム)

6〜10万円台

4〜7万円台

1K

7〜11万円台

5〜9万円台

1DK

9〜13万円台

6〜10万円台

1LDK

11〜19万円台

9〜12万円台

※出典:独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)|一人暮らしの家賃はいくら?手取りに対する目安や間取り別の家賃相場

家賃相場は立地や築年数、周辺環境などさまざまな要因で変動します。

条件によっては、1DKよりもワンルームのほうが家賃が高いというケースもあり得ます。

一人暮らしの物件を探す際は、エリアの家賃相場を調べて、比較検討したうえで判断しましょう。

一人暮らしで自分に合う間取りを選ぶポイント

一人暮らしで自分に合う間取りを選ぶには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 予算と家賃の上限を決める
  • 希望条件の優先順位を考える
  • 内見して確認する

それぞれ詳しく解説します。

予算と家賃の上限を決める

賃貸物件を借りるには初期費用を支払う必要があります。

物件によって異なりますが、一般的な初期費用の内訳は以下のとおりです。

初期費用の内訳

費用相場

敷金

家賃1〜2か月分

礼金

家賃1〜2か月分

仲介手数料

家賃0.5〜1か月分

前払い家賃

家賃1か月分

火災保険料

1〜2万円

その他の費用

家賃0.5〜1か月分

合計

家賃4〜6か月分

例えば、家賃5万円の物件の場合、20〜30万円程度の初期費用が必要です

物件によっては、鍵の交換代や保証会社の保証料などが必要なケースもあります。

また、家賃の目安は「手取り額の3割」と一般的にいわれています

手取り額の2〜3割を家賃とした場合、手取り額別の家賃の目安は以下のとおりです。

手取り額(月間)

家賃の目安(月間)

15万円

3万〜4.5万円

20万円

4万〜6万円

25万円

5万〜7.5万円

30万円

6万〜9万円

35万円

7万〜10.5万円

収入が低ければ、毎月の家賃の負担が大きくなります。

家賃を手取り額の3割以下に抑えられれば、余った資金を貯蓄などに回しやすくなるでしょう。

希望条件の優先順位を考える

自分に合う間取りを絞り込むには、物件に求める条件の優先順位を整理しましょう。

一人暮らしでどのような生活をしたいかによって、最適な間取りは異なります。

ただし、希望条件を絞りすぎると候補の物件が少なくなるため、最低限満たしたい条件と、なくても良い条件などで分けて考えるのがおすすめです。

内見して確認する

物件資料に書いてある情報だけでは、自分に合う物件かどうかを判断するのは難しいため、気になる物件があれば内見して確認しましょう。

実際に内見して物件の間取りや広さ、設備の状況などを確認することで、一人暮らしのイメージがつきやすくなります。

なお、内見する際は、あらかじめ不動産会社に連絡し、予約しておくとスムーズに案内してもらえます。

まとめ

一人暮らしに最適な間取りは、住む人のライフスタイルや予算によって異なります。

家賃や予算を重視する場合は、ワンルームや1Kを、コストパフォーマンスや快適な暮らしを求める場合は、1DKや1LDKを検討しましょう

自分に合う間取りを選ぶには、予算や家賃の上限を決め、物件に求める希望条件の優先順位を考えることがおすすめです。

また、物件資料だけではイメージがつきにくいため、気になる物件があれば内見して確認しましょう。

間取り別の特徴や一般的な家賃相場を踏まえて、一人暮らしの間取りで後悔しないようにしましょう。

authorこの記事を書いた人
iimon 編集部

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