パートナーと仲良く同棲するには、二人のライフスタイルに合った物件を選ぶことが重要です。
一人暮らしのときとは異なり、相手のことも考えて物件を決める必要があるため、二人で希望のエリアや間取り、設備などをよく話し合って決めましょう。
この記事では、同棲する物件を探すポイント5選を解説します。
物件を選ぶうえでの注意点も紹介しているので、スムーズに同棲を始めるためにもぜひ最後までご覧ください。
目次
同棲する物件を探すポイント5選
同棲する物件を探すには、以下の5つのポイントを押さえましょう。
- 同棲するエリアを決める
- 二人のライフスタイルに合う間取りを選ぶ
- 家賃の目安と負担割合を決めておく
- 初期費用と生活費の相場を把握する
- 一緒に内見する
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
1. 同棲するエリアを決める
まずは、二人が生活しやすいエリアで同棲する物件を探しましょう。
具体的には、以下の点に注目して決めるのがおすすめです。
- お互いの職場の中間あたりにする
- 買い物がしやすい
- 治安が良い
- 子育てしやすい環境がある
二人の通勤先へのアクセスを考慮して、お互いの職場の中間あたりで決めると良いでしょう。
スーパーマーケットや商業施設などが近くにあれば、買い物がしやすくて便利です。
同棲するエリアの治安は、管轄の都道府県警察のサイトで犯罪発生率を調べたり、エリアの口コミを検索したりする方法があります。
実際に歩いて、周辺環境や人通りの多さなどを確認するのも良いでしょう。
なお、同棲する場合は、結婚を想定しているケースが大半です。
結婚して子どもが生まれても暮らしやすいように、公園や保育所など、子育てしやすい環境が周辺に整っているかもあわせて確認しておきましょう。
2. 二人のライフスタイルに合う間取りを選ぶ
エリアが決まれば、二人の生活スタイルに合う間取りを考えましょう。
二人の希望条件を話し合い、部屋の数や広さ、必要な設備などから物件を絞っていきましょう。
なお、ここではおすすめの間取りを2つ紹介します。
二人の時間を大切にしたい人は1LDK・2DK
1LDKは、8畳以上のリビング・ダイニング・キッチンと1部屋がある間取りで、2DKは、4.5〜8畳未満のダイニング・キッチンと2部屋がある間取りです。
家にいる時間のほとんどをリビングで過ごし、部屋を寝室として使うようなケースが多いです。
お互いの存在を身近に感じられ、二人の時間を長く過ごせるでしょう。
また、1LDKや2DKは、家賃が安い物件も比較的多い傾向があります。
同棲すると、家賃以外にも光熱費や食費などさまざまな出費が発生します。
最も負担の大きい家賃を安くできれば、貯蓄などに回しやすくなるでしょう。
家賃を安く抑えたい人や、二人の時間を大切にしたい人は、1LDKや2DKがおすすめです。
一人の時間や広々とした空間がほしい人は2LDK・3DK
2LDKは、8畳以上のリビング・ダイニング・キッチンと2部屋がある間取りで、3DKは、4.5〜8畳未満のダイニング・キッチンと3部屋がある間取りです。
リビング以外の部屋が2つ以上あれば、ワークスペースや趣味を楽しむ空間などに活用できます。
2部屋をそれぞれの個人部屋にすれば、お互いのプライベート空間も確保できます。
ただし、家賃は1LDKや2DKよりも高くなるため、二人の収入と予算を考慮して、間取りを考えましょう。
仕事や趣味などで一人の時間がほしい人や、広々と快適に暮らしたい人は、2LDKや3DKがおすすめです。
3. 家賃の目安と負担割合を決めておく
エリアと間取りが決まれば、家賃の目安とお互いがどのように負担するかを決めておきましょう。
家賃の目安は、一般的に手取り額の3割といわれています。
例えば、二人の手取り額があわせて50万円の場合、家賃は15万円までが目安です。
家賃を二人で折半して支払うのか、収入の多いほうが多めに支払うのかなど、事前に家賃の負担割合を決めておくことで、けんかなどに発展する可能性を減らせます。
二人の収入と支出を考慮して、無理なく支払える家賃の物件を選びましょう。
4. 初期費用と生活費の相場を把握する
同棲する物件を借りるのに必要な初期費用は、以下を目安に考えましょう。
初期費用の内訳 | 費用相場 |
敷金 | 家賃1〜2か月分 |
礼金 | 家賃1〜2か月分 |
仲介手数料 | 家賃0.5〜1か月分 |
前払い家賃 | 家賃1か月分 |
火災保険料 | 1〜2万円 |
合計 | 家賃4〜6か月分 |
例えば、家賃10万円の物件を借りた場合、初期費用として40〜60万円程度かかります。
他にも、引っ越し代や家具・家電の購入費用も準備しておく必要があります。
なお、総務省の2023年度の家計調査報告によると、二人暮らしで家賃を除いた生活費の平均は、267,541円(一人あたり133,770円)です。
初期費用と生活費の相場を把握し、二人の収入で無理なく暮らせる物件を選びましょう。
※出典:総務省|家計調査 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号3-1
5. 一緒に内見する
同棲する物件を選ぶ際は、二人で一緒に内見するのがおすすめです。
二人の視点から物件をチェックすることで、住んでから後悔する可能性を減らせます。
気になる点があれば、その場で不動産会社の担当者に確認しましょう。
また、新居に持って行く家具や家電がある場合は、事前に寸法を測っておくことで、内見の際に配置のイメージがしやすくなります。
同棲する物件を選ぶうえでの注意点
同棲する物件を選ぶ際は、以下の注意点を押さえておきましょう。
- 事前にお互いの親への挨拶を済ましておく
- 繁忙期を避ける
- 契約者を決めておく
それぞれ詳しく解説します。
事前にお互いの親への挨拶を済ましておく
同棲する物件を探す前に、まずはお互いの親に挨拶を済ませましょう。
相手の親に事前に挨拶しておくことで、良い印象を持ってもらえる可能性があります。
また、同棲する物件を借りる際に、連帯保証人を求められる場合があります。
連帯保証人は親に頼むケースが多いため、事前に挨拶をしておくことでスムーズに進められるでしょう。
繁忙期を避ける
同棲する物件を探す際は、2〜4月の繁忙期はできる限り避けましょう。
2〜4月は就職や転勤などによる新生活シーズンで、賃貸物件の需要が高まります。
そのため、物件の選択肢が少なくなり、家賃も高い傾向にあります。
不動産会社の担当者も、多くのお客さんの相手で忙しくなるため、内見の時間が限られる可能性もあるでしょう。
同棲する時期に制約がなければ、2〜4月の繁忙期は避けるほうがおすすめです。
契約者を決めておく
同棲する物件の入居を申し込む際は、どちらの名義で契約するかを決める必要があります。
入居審査では、基本的に契約者が審査されるため、収入や信用度の高いほうが契約者になるのが一般的です。
二人で話し合い、どちらが契約者になるのかを事前に決めておきましょう。
まとめ
同棲する物件を探すには、お互いが生活しやすいエリアを決め、そのなかで1LDKや2LDKなど、生活スタイルに合う間取りを選ぶことが重要です。
無理なく支払える家賃や生活費を話し合っておき、一緒に内見することで入居後に後悔する可能性を減らせます。
また、同棲する物件を選ぶ前には、お互いの親に挨拶を済ませておくのが良いでしょう。
親に挨拶を済ませておくことで、物件の連帯保証人をお願いする際もスムーズに進められます。
同棲の時期に希望がなければ、2〜4月の繁忙期を避け、どちらが契約者になるのかを事前に決めておきましょう。
この記事で紹介した物件を探すポイントや注意点を押さえて、二人の希望をかなえる物件を見つけましょう。
iimon 編集部