部屋探しの時期は何か月前が理想?状況別でおすすめの時期を紹介

更新日:2024.06.10

部屋探し

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「バタバタせず、ゆっくり引っ越し準備に取り掛かりたい……」

引っ越しをする際、必要になるのが「部屋探し」です。

しかし、いつから部屋探しを始めるのが理想なのか、分からない方も多いでしょう。

そこで、この記事では以下のポイントについて解説していきます。

  • 部屋探しを始める理想のタイミング
  • 繁忙期と閑散期のメリット・デメリット
  • 状況別での部屋探しにおすすめの時期

自分の置かれている状況によって、おすすめの部屋探しの時期は異なります。

「自分はいつから部屋探しを始めるのがベストなのか」気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

部屋探しは2か月前から始めるのが理想

引っ越し時期が決まっている場合は、2か月前を目安に部屋探しを始めるのが理想です。

部屋探しのタイミングは、早すぎてもよくありません。

なぜなら、良い物件を見つけても、キープできないからです。

反対に部屋探しを始めるのが遅すぎると、引っ越しスケジュールがタイトになり、最悪の場合は引っ越し日に間に合わない可能性もあります。

引っ越しの一連の流れは、以下のとおり。

  1. 部屋探し開始
  2. 物件の内見
  3. 申し込み
  4. 入居審査
  5. 重要事項説明・初期費用の支払い
  6. 引っ越し

部屋探しから物件の内見、入居審査など、引っ越しはやることがたくさんあります。

1か月前から部屋探しを始めたのでは、余裕がなくなってしまうのは当然です。

余裕を持って引っ越しをするためにも、引っ越しから2か月前を目安に部屋探しを始めましょう。

部屋探しの時期|繁忙期と閑散期のメリット・デメリット

引っ越しは、大きく2〜4月の「繁忙期」とそれ以外の「閑散期」に分けられます。

それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、部屋探しの時期を検討しましょう。

繁忙期のメリット・デメリット

繁忙期に部屋探しをするメリットは、物件数が多いことです。

物件数が多いということは、それだけ選択肢が増えるということ。

多くの物件の中から、こだわり条件に合った物件を探せるのは大きなメリットといえます。

ただし、人の動きが激しい繁忙期はライバルが多く、人気物件はすぐに埋まってしまいます。

また、繁忙期は家賃設定も高い傾向にあり、値下げ交渉などに応じてくれることはほとんどありません。

良い物件を逃さないためにも、繁忙期の部屋探しはスピード感を持って行いましょう。

閑散期のメリット・デメリット

閑散期に部屋探しをするメリットは、ゆっくり物件を選べることです。

繁忙期に比べて人の動きも少ないため、自分のペースで部屋を探せます。

また、空室対策として、家賃の値下げやゼロゼロ物件(※)などの条件付き物件が多くなる時期でもあります。

初期費用を抑えたい方は、閑散期を狙うのがおすすめです。

ただし、閑散期は選べる物件数が少なく、繁忙期に売れ残った人気のない物件が多く出回っている可能性もあります。

部屋探しの際は、しっかりと物件情報を見て検討するようにしましょう。

(※)敷金・礼金が無料の物件のこと。

【状況別】部屋探しにおすすめの時期

それぞれの状況におすすめの時期を、以下の表にまとめました。

状況

おすすめの時期

就職・入学を控えた一人暮らし

1~3月

カップル・同棲

4~5月

ファミリー

4~5月・9~10月

初期費用を安くしたい人

6~8月

新築物件を契約したい人

9~12月

時期によって、選択できる物件数や市場が変動します。

部屋探しをする際は、自分に適した時期に行うようにしましょう。

【1~3月】一人暮らし

不動産業界の繁忙期でもある1〜3月は、就職や入学などで一人暮らしを始める人におすすめの時期です。

1〜3月は、1年の中でもっとも入居者が増える時期と言われ、不動産ポータルサイトなどに掲載されている物件数も多くなります。

4月の新生活に向けて一人暮らし用物件が建設される時期でもあり、広い選択肢の中から物件を選べるでしょう。

ただし、1〜3月はライバルも増えるため、部屋探しのスピード感には注意が必要です。とくに、2月は3月までに物件を決めたい人が多くなるため、より競争率が増します。

良い物件はすぐに入居者が決まってしまうので、できれば1月中に部屋探しを始めるのがベストです。

【4~5月】カップル・同棲

4〜5月は、カップル・同棲の部屋探しにおすすめの時期です。

同棲の場合、一人暮らしよりも家賃が高くなる傾向にあり、少しでも初期費用を安くしたいと思う方も多いでしょう。

1〜3月の繁忙期が終わると不動産業界も落ち着き、家賃や初期費用の値下げ交渉に応じてくれる可能性が高まります。

また、この時期は人の動きも少なく、二人で相談しながらゆっくり部屋探しできるのもメリットのひとつです。

【4~5月・9~10月】ファミリー

ファミリー物件の部屋探しは、4〜5月だけでなく、9〜10月もおすすめです。9〜10月は、人事異動を行う企業が多く「第二の繁忙期」とも呼ばれ、多くの物件が出回る時期でもあります。

1〜3月ほどではありませんが、多くの選択肢の中から選べるので、ファミリー物件を探している方におすすめです。

ただし、1〜3月と同様に、家賃や初期費用の値下げ交渉は対応してもらえない可能性が高いです。

初期費用を安くしたい場合は、4〜5月の間に部屋探しすることをおすすめします。

【6~8月】初期費用を安くしたい人

初期費用を少しでも安くしたい人は、6〜8月に部屋探しを始めるのがおすすめです。

梅雨の時期でもある6月や夏の7〜8月は、人の動きも少なくなり、家賃や初期費用の値下げ交渉がしやすくなります。

また、6〜8月は「ゼロゼロ物件」や「フリーレント物件(※)」など、初期費用が安くなる物件が多く出回る時期でもあります。

繁忙期に比べて、引っ越し業者費用も安くなる傾向にあるので、賃貸契約以外の部分でも節約になるでしょう。

ただし、人の動きが少ないということは、出回る物件の数も少なくなるということ。初期費用は安くなるかもしれませんが、選択肢は狭まってしまうので注意が必要です。

(※)一定期間の家賃が無料になる物件のこと。

【9~12月】新築物件を契約したい人

新築物件を検討している方は、9〜12月がおすすめです。

この時期は、1〜3月の繁忙期に向けて、新築物件が多く出回る時期です。

中でも、10月はもっとも多くの新築物件が供給される時期と言われており、新築物件を探している方にはうってつけです。

ただし、建設中の物件は、当然ながら内見できません。

イメージを固めたい場合は、不動産会社が公開しているモデルルームなどを参考にしましょう。

まとめ

部屋探しを始めるタイミングは、引っ越しの2か月前を目安に始めるのが理想です。

早くから部屋探しを始めても、物件をキープすることはできず、逆に遅すぎるとスケジュールがタイトになってしまいます。

引っ越しは、部屋探し以外にも、内見や申し込み、入居審査など、やることが多いので、余裕を持って行動することをおすすめします。

また、それぞれの状況におすすめの時期は、以下のとおりです。

状況

おすすめの時期

就職・入学を控えた一人暮らし

1~3月

カップル・同棲

4~5月

ファミリー

4~5月・9~10月

初期費用を安くしたい人

6~8月

新築物件を契約したい人

9~12月

時期によって、出回る物件数や市場は変動します。

たとえば、1~3月の繁忙期は、物件数は多いが、どの物件も強気の価格設定をしています。対して、4月以降の閑散期は、物件数こそ少ないですが、家賃や初期費用の値下げ交渉がしやすい時期です。

このように、時期によって特徴が異なるので、自分に合った時期に部屋探しを始めましょう。

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iimon 編集部

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