初めての一人暮らしで、部屋探しをどのように進めていけば良いか悩んでいませんか?
自分に合う部屋を見つけられるかどうかで、新居の暮らしやすさは大きく変わるでしょう。
そこでこの記事では、一人暮らしの部屋探しのポイント5選を解説します。 部屋探しにかかる費用を安く抑える方法も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
一人暮らしの部屋探しのポイント5選
一人暮らしの部屋探しのポイント5選は以下のとおりです。
- ポイント1. 部屋探しは2か月前から始めよう!
- ポイント2. 家賃は手取りの2〜3割以下に抑えよう!
- ポイント3. 希望条件の優先順位を決めよう!
- ポイント4. 内見は細かく確認しよう!
- ポイント5. 初期費用を把握しよう!
ポイントを押さえることで、スムーズに部屋探しを進められます。
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
ポイント1. 部屋探しは2か月前から始めよう!
部屋探しは、入居予定日の2か月前から始めましょう。 3月下旬〜4月上旬に入居予定の場合は、1月下旬〜2月上旬頃から部屋探しを始めるのがおすすめです。
部屋探しの流れ
部屋探しから入居までのおおまかな流れは以下のとおりです。
時期(目安) | 手順 |
2か月前 | 希望条件の整理・情報収集 |
1〜1.5か月前 | 不動産会社へ訪問・内見 |
1か月前 | 入居申し込み・審査 |
2週〜1か月前 | 賃貸借契約の締結・初期費用の支払い |
当日〜前日 | 鍵の受け渡し |
当日 | 引っ越し・入居 |
まずは、インターネットで物件の情報収集を行い、気になる物件があれば不動産会社に問い合わせます。 そして、不動産会社の担当者と一緒に物件を内見して、物件の詳細を確認します。
気に入った物件があれば入居の申し込みを行いましょう。
入居を申し込んだら、家賃の支払い能力などを審査する「入居審査」が行われます。 入居審査に問題なければ、賃貸借契約を締結し、初期費用を支払いましょう。
そして、入居予定日までに引っ越しの準備やライフラインの手続きを済ませ、入居日当日に鍵を受け取ります。引っ越し作業が無事終われば、入居が完了します。
入居までは不動産会社がサポートしてくれますが、部屋探しの流れを理解しておくことで、効率良く進められるでしょう。
ポイント2. 家賃は手取り額の2〜3割以下に抑えよう!
部屋探しの流れを理解できたら、家賃の上限を決めましょう。社会人の場合、家賃は手取り額の2〜3割以下に抑えるのがおすすめです。
たとえば、手取り額20万円(月収約25万円)の場合、家賃の目安は4〜6万円になります。
家賃は毎月支払うことになるため、無理なく支払える物件を選びましょう。
ポイント3. 希望条件の優先順位を決めよう!
家賃の目安を把握したら、次に物件に求める条件を整理しましょう。 具体的には以下の内容を整理することで、部屋探しの方向性を決めやすくなります。
- 入居予定日
- 住みたいエリア・立地
- 間取り・階数
- 設備
- 周辺環境
物件に求める条件を絞りすぎると、物件数が少なくなるため、ある程度の幅を持たせると良いでしょう。
希望条件をまとめられたら、優先順位をつけましょう。 すべての希望を満たす物件を探すのは難しいため、優先順位をつけることで物件を選びやすくなります。
一人暮らしにおすすめの間取り
一人暮らしをするには、1R(ワンルーム)もしくは1Kの間取りがおすすめです。
キッチンの位置や部屋の広さによって、間取りの表記は以下のように変わります。
間取り | 説明 |
1R(ワンルーム) | キッチンが部屋内にある1部屋のみの間取り |
1K | 1部屋と4.5畳未満のキッチンスペースがある間取り |
1DK | 1部屋と4.5〜8畳未満のダイニングキッチンがある間取り |
1LDK | 1部屋と8畳以上のリビングダイニングキッチンがある間取り |
1Rと1Kは、キッチンの位置が異なります。1DKや1LDKは、1Kよりもキッチンスペースが広い間取りです。
1畳の大きさは、1.62㎡が一般的な基準です。たとえば、6畳の部屋は1.62㎡×6畳=9.72㎡となります。
間取りの表記を理解することで、自分に合う物件を絞れるでしょう。
ポイント4. 内見は細かく確認しよう!
気になった物件を内見する際は、物件の状況を細かく確認しましょう。
内見時の主なチェックポイントは以下のとおりです。
- 水回り設備の状態
- 室内のキズや汚れの有無
- 日当たりや風通しの良さ
- 眺望
- 騒音の有無
- 前面道路の交通量
内見時は室内の状況だけではなく、エントランスや廊下、ゴミ捨て場などの共用部分も確認するのがおすすめです。 共用部分を確認することで、入居者のマナーや管理会社の清掃状況などがわかります。
また、内見の際に物件の状況をカメラで撮影しておくことで、物件を比較検討する際に役立ちます。
気になる物件はすぐに内見しよう!
気になる物件が見つかれば、できる限り早く内見しましょう。
基本的に賃貸物件の申し込みは先着順になるため、早く内見しないと他のお客さんに取られる可能性が高くなります。
内見で物件をしっかり確認して、気に入った場合は速やかに申し込みましょう。
ポイント5. 初期費用を把握しよう!
物件の入居申し込みや入居審査が完了したら、賃貸借契約の締結と初期費用の支払いを行います。
賃貸物件を借りるのに必要な初期費用は、家賃4〜6か月前後が相場です。初期費用の内訳を以下にまとめました。
初期費用の内訳 | 費用相場 |
敷金 | 家賃1〜2か月分 |
礼金 | 家賃1〜2か月分 |
仲介手数料 | 家賃0.5〜1か月分 |
前払い家賃 | 家賃1か月分 |
火災保険料 | 数千円〜数万円 |
合計 | 家賃4〜6か月前後 |
たとえば、家賃が8万円の賃貸物件にかかる初期費用は、30〜50万円が相場です。 他にも、鍵交換代や保証会社への保証料などが必要になるケースもあります。
物件によって必要な初期費用は異なるため、なるべく早めに不動産会社から初期費用の見積もりをもらい、準備しておきましょう。
部屋探しにかかる費用を安く抑える方法
一人暮らしの部屋探しにかかる費用を安く抑えるには、以下の方法があります。
- 仲介手数料が安い不動産会社で契約する
- 閑散期に契約する
- フリーレント物件を選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
仲介手数料が安い不動産会社で契約する
仲介手数料の相場は家賃0.5〜1か月分ですが、不動産会社によっては集客目的で仲介手数料を安くしている場合があります。 そのような不動産会社を選ぶことで、仲介手数料を安く抑えられます。
閑散期に契約する
初期費用を抑えたい場合は、5〜8月の閑散期に契約するのがおすすめです。
閑散期は物件を探す人が減るため、入居者の要望が通りやすくなります。交渉次第では、初期費用が安くなる可能性もあるでしょう。
また、引っ越しにかかる費用も2〜4月の繁忙期よりも安く済ませられるため、入居の時期を調整できる場合は閑散期を狙いましょう。
フリーレント物件を選ぶ
フリーレント物件とは、入居後の一定期間は家賃が無料で住める物件のことです。オーナーが空室を埋めるために、フリーレントをしているケースがあります。
フリーレントの期間は、数日〜2か月など物件によって異なります。ただし、フリーレント物件には、短期で解約した際に違約金を支払わなければならない特約があるケースが多いため、事前に詳細を確認しておきましょう。
まとめ
一人暮らしの部屋探しのポイント5選と、部屋探しにかかる費用を安く抑える方法を解説しました。
一人暮らしの部屋探しのポイントをまとめると以下のようになります。
- 部屋探しは2か月前から始める
- 家賃は手取りの2〜3割以下に抑える
- 希望条件の優先順位を決める
- 内見は細かく確認する
- 初期費用を把握する
それぞれのポイントを押さえることで、スムーズに部屋探しを進められるでしょう。
部屋探しにかかる費用を安く抑えるには、仲介手数料が安い不動産会社で契約したり、フリーレント物件を選んだりする方法があります。 入居の時期を調整できる場合は、閑散期に部屋探しするのもおすすめです。
この記事で紹介した部屋探しのポイントを参考にして、理想の部屋を見つけましょう。
iimon 編集部