「引越しが決まっているけど、いつから部屋探しを始めたらいいかわからない」
「初めての引越し、何から始めたらいいか不安」
部屋探しや内覧、引越し業者の手配、新居で使う家具の購入など、引越しはワクワクする一方でやるべきことが多く大変ですよね。
結論からお伝えすると、部屋探しから引越しまでは最低でも1か月ほど必要です。
また余裕を持って引越しのスケジュールを立てるためには、それぞれに必要な期間を把握しておきましょう。
この記事では、
- 部屋探しから引越しまでにかかる期間の目安
- 部屋探しから引越しまでの具体的なステップ
- 部屋探しから引越しまでをスムーズに済ませるためのポイント
- 引越し時に忘れがちな手続き一覧
についてわかりやすく解説します。
余裕を持ってスケジュールを組んでおけば・・・と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
目次
部屋探しから引越しまでにかかる期間は1か月〜1か月半
部屋探しから引越しまでにかかる期間は、最低でも1か月〜1か月半ほどです。
どれだけスピーディに進んでも、1か月ほどかかると想定しておきましょう。
なぜなら、賃貸物件の入居には審査があるからです。
具体的な期間の内訳を説明すると、以下のようになります。
- 部屋探し(1週間〜1か月)
- 入居申込(1日)
- 入居審査(10日ほど)
- 引越し業者見積もり(1〜2週間ほど)
- 引越し(1〜2日)
入居審査には、長くて10日ほどの期間がかかります。
とくに、引越しをする人が多い3月〜4月ごろは審査に時間がかかるケースが多いようです。
また、引越し業者に見積もりを依頼したり、複数業者の見積もりを比較したりしていると、それだけで1〜2週間経過することも珍しくありません。
部屋探しは引越しの2か月前〜がベスト!
引越しまでの期間に差が出やすいのが「部屋探し」です。
1回の内見ですぐに部屋を決められる人もいれば、1か月以上決められない人もいます。
そのため「優柔不断でなかなか決められそうにない」という方は、早めに部屋探しをスタートすることが大切です。
ただし、部屋探しは早ければ早いほど良いというわけではありません。
部屋探しのスタート時期が早すぎると、すぐに契約しなければならなくなり、入居していない期間の家賃が発生してしまうケースがあります。
そのため部屋探しのベストなスタート時期は、入居予定の2か月前ごろといえます。
10月に引越しを考えているなら8月ごろからポータルサイトなどで部屋探しをスタートさせましょう。
部屋探しから引越しまでの具体的ステップ
続いては、部屋探しから引越しまでの具体的なステップを紹介します。
①物件の条件を決める
まずは、間取りや家賃、立地など物件の条件を決めましょう。
また、それぞれに優先順位を決めておくと、不動産会社での物件選びがスムーズになります。
「築年数は古くてもいいから駅近がいい」
「バス・トイレ別は外せない」
「オートロックでないと不安」
など、部屋探しには自分なりのこだわりを持つことが大切です。
②部屋探しをスタートする
条件が決まったら、部屋探しをスタートしましょう。
いきなり不動産会社に行っても良いのですが、最近は物件情報サイトで部屋探しをする人が増えています。
③不動産会社に行き、内見する
気になる物件が見つかったら、不動産会社に行って内見を希望しましょう。
また、内見時には、以下のようなポイントをチェックするのがおすすめです。
- 部屋の広さ
- 収納スペースの広さ
- 日当たり
- におい
- ドアの扉の立て付け
- 遮音性(生活音などが響かないか)
- インターホンの種類(モニター付きか)
- 宅配ボックスの有無
- シャワーの水圧
- 周辺環境 など
物件内をスマホのカメラで撮影し、後からでも部屋の雰囲気を確認できるようにしておくと良いでしょう。
④物件を決定し、契約に進む
物件が決定したら、契約に進みます。
不動産会社の指示に従い、必要書類などを揃えましょう。
⑤審査結果を待つ
書類が揃い、契約手続きを済ませたら、あとは審査結果を待つだけです。
審査結果を待っている間に、転出届などの公的な書類の準備を進めておくと良いでしょう。
⑥引越し業者を決め、引っ越す
審査がおりたら、いよいよ引越しが決定します。
引越し業者に見積もりを依頼し、引越し予定日を決めましょう。
部屋探しから引越しまでをスムーズに済ませるためのポイントは?
続いては、部屋探しから引越しまでの手続きをできる限りスムーズに済ませるためのポイントを説明します。
部屋探しをプロに任せる
部屋探しにかかる時間を削減したいなら、インターネットでの物件探しをせず、いきなり不動産会社に行って条件に合った物件を紹介してもらってもOKです。
LINEサービスなどを行っている業者もあるので、自宅から部屋探しのプロに気軽に相談するのも一つの手段でしょう。
時間がかかりがちな「部屋探し」の期間を短くすることで、その後の手続きもスムーズに進められます。
荷造りを早めにスタートする
引越しをすることが決まっているなら、部屋が決まる前に荷造りをスタートしておきましょう。
「引越し業者のダンボールが来てから」と思っている方も多いでしょうが、不用品の処分や荷物の整理には、意外と時間がかかるため、できることから初めておくことが大切です。
必要な書類を揃えておく
同一自治体内で引っ越す場合には「転居届」、ほかの自治体に引っ越す場合には「転出届」を引越しから14日以内に提出しなければなりません。
前もって書類を準備しておくと安心です。
また、賃貸借契約時には、以下の書類が必要になります。
- 身分証
- 収入を証明する書類
- 住民票
- 印鑑証明書
- 連帯保証人の収入証明書・住民票・印鑑証明書 など
繁忙期を避ける
引越しの手続きをスムーズに済ませたいなら、毎年3〜4月、9〜10月の引越し繁忙期はできるだけ避けるのが無難です。
引越し業者の見積もり予約が取りづらくなるので、引越しまでの期間も伸びてしまいます。
退去連絡を期限までに済ませておく
部屋探しに気を取られてしまいがちですが、居住中の物件の退去連絡も忘れずに済ませておきましょう。
退去連絡を期日までに済ませておかなければ、家賃の負担が引越し先の物件と被ってしまう可能性があります。
一般的に、退去連絡の期日は「退去日の1か月前」ですが、中には「退去日の2〜3か月前」に設定されているケースもあるようです。
そのような場合、部屋が決まる前に退去連絡をしなければならないので、注意しましょう。
引越し時に忘れがちな手続き一覧
引越し時には、以下のような手続きも忘れずに行いましょう。
- 運転免許証の住所変更
- 郵便局への転居届提出(NHKも同時手続き可能)
- ガス、水道、電気の手続き
- インターネットプロバイダの住所変更
- 各種クレジットカードの住所変更
- 銀行口座の住所変更
- 車の住所変更
- 各種保険(自動車保険、生命保険)の住所変更
銀行やクレジットカードなどの住所変更は、新住所が記載された身分証がなければできないため、まずは運転免許証の住所変更手続きを済ませるのが良いでしょう。
まとめ
部屋探しから引越しまでの期間は、最低でも1か月〜1か月半ほどかかります。
スムーズに手続きを済ませたいなら、やるべきことをリスト化し、計画的に行動することが大切です。
ただし、部屋探しのスタートは早ければ早いほど良いというわけではありません。
ベストなスタート時期は、引越し予定の約2か月前です。
まずは物件の条件を決め、信頼できる不動産会社に部屋探しについて相談してみてはいかがでしょうか。
iimon 編集部