東京の家賃相場はどのくらい？都内で家賃が安いエリアランキング！

東京の総人口は1,406万人（2023年4月現在）、人口密度もダントツ全国1位の大都市です。

全国の主要都市と比較すると、やはり家賃は高い傾向にあります。

しかし、東京の中でもエリアごとに家賃相場が異なるため、安い家賃で物件を借りることも可能です。

この記事では、

・東京の間取りごとの家賃相場 ・東京23区内で家賃相場が安いランキング（※） ・意外に知られていない家賃が安いエリア

をご紹介します。

「東京の家賃相場がどれくらいか気になる」「東京の中でも家賃が安いエリアを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

出典元：「東京都の人口（推計）」の概要（令和5年4月1日現在）

（※）弊社独自調査

【間取り別】東京23区の家賃相場はどのくらい？

まずは、間取り別に東京23区内の家賃相場を紹介します。

 出典元：NHKWebリポート

まずは、1人暮らしの家賃相場です。

家賃が安い足立区や葛飾区のワンルーム家賃相場は6万円前後。

一方家賃が高い港区のワンルーム家賃相場は12万円ほど、と安いエリアに比べて倍の金額となっていました。

2人暮らし向けの物件は、部屋が広く物件自体の面積も広いため、その分家賃相場も上がります。

2人暮らし向け物件でも足立区や葛飾区の家賃相場が安く、1LDK物件の家賃相場は11万円ほどです。

家賃が高い渋谷区では、1LDK物件の家賃相場は30万円を超えていました。

続いて東京23区内でファミリー世帯（3〜4人暮らし）向け物件の家賃相場を紹介します。

ファミリー世帯物件は、「マンション」「戸建て」「アパート」など建物の構造によっても家賃が異なるため家賃相場の幅が広くなっています。

ファミリー向け物件でも、練馬区の家賃相場が安く、13万円〜14万円ほどで2LDKの物件が借りられます。

家賃相場が高い港区のファミリー向けマンションとなると、家賃は60万円前後。 安いエリアと比べてかなりの差があります。

東京23区内で家賃相場の安い5エリアランキング

東京23区は、全国平均と比べると家賃が非常に高いエリアですが、家賃が比較的安いエリアも存在します。

続いては、東京都23区内で家賃が安いエリアを5つ、ランキング形式（※）でご紹介します。

（※）弊社独自調査

葛飾区は、23区の中でも東部に位置する街です。

下町のイメージが強く、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」や「男はつらいよ」の舞台となった街としても知られています。

葛飾区は、23区全体の家賃相場と比較すると、1か月あたり3万円以上安いです。

江戸川区は、23区の東南端に位置する街です。

江戸川や東京湾に面しており、水辺の街として知られています。

江戸川区も、23区全体の家賃相場と比較すると、1か月あたり3万円ほど安いです。

練馬区は、東京23区でもっとも西に位置する街です。

23区全体の家賃相場と比較すると、1か月あたり2万円以上安いです。

足立区は、東京都北部に位置する街です。

かつては「治安が悪い」というイメージを持たれがちでしたが、近年では官民一体となった防犯運動も活発に行われ、住みやすいまちづくりがなされています。

足立区は、23区全体の家賃相場と比較すると、1か月あたり2万円以上も安くなっています。

板橋区は、23区の北西部に位置する街です。

大学病院が多く、医療施設が充実した街として知られています。

板橋区は、23区全体の家賃相場と比較すると、1か月あたり2万円以上安いです。

東京都内（23区外）で家賃が安い人気の4エリア

「家賃が安ければ、23区外のエリアでも構わない」という方もいらっしゃるでしょう。

続いては、家賃が安く、ある程度の利便性にも優れた4エリアを紹介します。

町田市は、東京都の南西部に位置し、神奈川県との境にある市です。

駅前には大型のショッピングモールや百貨店があり、都心部まで行かなくても、買い物や生活に困ることはありません。

ワンルームの場合、家賃5万円以下の物件も見つかります。

調布市は、東京都の多摩地域東部に位置する市です。

23区と隣接していることから交通の便がよく、都心へ通勤する人のベッドタウンとして人気があります。

都心へのアクセスに優れていながら、家賃相場が5万円台〜なのは魅力的です。

立川市は、東京都の多摩地域中部に位置する市です。

駅周辺には商業施設が充実しており、郊外には自然豊かな国営昭和記念公園もあります。

ワンルームの場合、家賃5万円以下の物件も見つかります。

八王子市は、東京都の多摩地域南部に位置します。

23区を除いた東京都内の自治体の中ではもっとも人口が多く、大学や短期大学が多数あり、ショッピングモールなどの生活便利施設も充実しています。

八王子市は、都内とは思えないほど家賃相場が安いエリアです。

一人暮らし用の物件はもちろん、ファミリー世帯向けの物件も家賃が安く、3LDKの間取りでも10万円を切ることも珍しくありません。

都心部までも乗り換えなしでアクセスでき、通勤や通学にも便利なため、幅広い層に人気のエリアです。

東京で家賃5万円の物件はある？

「東京都内で家賃5万円の物件に住みたい」という方もいらっしゃるでしょう。

23区内の一人暮らし向け物件の家賃は8万円以上ですが、エリアや条件によっては、家賃5万円ほどの物件を探すことは可能です。

家賃が安いと言われている、葛飾区や江戸川区なら、ワンルームの家賃相場は5万円台。

バス・トイレ別などの条件を追加しても、家賃5万円の物件を見つけられます。

ただし23区内でも家賃が高いと言われる港区や千代田区、中央区などでは、どれだけ条件を絞ったとしても、家賃5万円の物件を見つけるのは難しいです。

東京の家賃相場の推移は？

東京の家賃相場は、年々上昇傾向にあります。

とくに都内の分譲マンション賃料の上昇率は著しく、2023年8月時点で前年同月比11%も上昇しています。

（※出典元：賃料月別推移｜東京カンテイ） つまり、1年前には家賃5万円だった物件が、現在は家賃約5.5万円の物件になったということです。

このままのペースで家賃が上がり続けていけば、やがて5万円台で賃貸物件を見つけることは難しくなってしまうかもしれません。

まとめ

東京都、とくに23区内は、全国的にみても家賃が高いと言われているエリアです。 とはいえ、区やエリアによって家賃相場は異なるため、安いエリアを狙えば条件に合わせたお部屋探しも可能となっています。

また、「できる限り家賃を安くしたい」という方は、八王子市や立川市など、23区外でお部屋を探すのも1つの方法です。

東京都内は、郊外でも交通の便が整っているため、23区外の物件であっても、都心部まで通勤・通学することは十分に可能でしょう。

予算に合わせたお部屋探しについては、不動産会社に相談してみるのがおすすめです。